刑事7人 (第1話 30分拡大版・7/15) 感想

テレ朝系『刑事7人』(公式)
第1話・30分拡大版『最後の時効…刑事ドラマの新しい挑戦が今始まる!!』の感想。
警視庁遺失物センターに勤務する天樹(東山紀之)は、‘刑事の墓場’と呼ばれる捜査一課12係に異動することに。着任早々、天樹は係長の片桐(吉田鋼太郎)らとクルーザー爆破事件の捜査に乗り出す。だが、刑事部長の横やりが入り、12係は捜査から外されてしまう。代わりに押し付けられた連続放火事件と事務員失踪事件を捜査中、現役大臣の孫の誘拐事件が発生する。程なく、天樹は全ての事件がつながっていると気付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
良かったのは、ツカミだけ?
脚本は、第1話は『遺留捜査』の大石哲也氏。正直、初回拡大でそれも30分もってことでその時点でだいぶこちらのテンションは下がった状態で視聴開始。冒頭の中嶋彩香の転落死事件の入り方はなかなかスリリング。
で、警察官姿の東山紀之さんが登場したらなんと『○○妻』のニュースキャスター・久保田正純のままの語り口。あーあ、結局こんな感じになっちゃうんだと思ったが、サクサクと謎解きする様と彩香の夫・健介(木下隆行)の名演技で、何とか溜飲は下がったが…
初期設定の説明が無さ過ぎだし、キャラも中途半端
第1話で初期設定の説明ばかりなのもうんざりするが、本作は逆に情報提供が殆ど無いまま進んじゃう。どうやら『相棒』の「特命係」風な “刑事の墓場” らしい。それにどうやら時間に拘った表現(台詞やカット)が多いが、こちらには全然緊張感は伝わらない。
また、登場人物たちも良く解からない。特徴があるようで天樹(東山紀之)含めて全員が中途半端。個々の設定説明も無いからこちらは探り探り観ているから、ちっとも話に入り込めない。更に、話に入り込もうとすると連続事件が次々と発生する割りに対して興味を惹かない中途半端な事件ばかりで、話を負うのが面倒になる。
「刑事の墓場」の割にみんな真面目な刑事ってだけ
そして詳細は省略するが、犯人夫婦の言動にも納得できないし…って事件はどうでも良いレベル(では困るのだが)。最後の最後に「刑事の墓場」と台詞で言うが、単独行動で突っ走る刑事もいないし、上司に歯向かう刑事もいないし、過剰暴力の刑事もいない。みんなルールを守って自分の仕事をきっちりしつつチームで事件を解決してるから全然「刑事の墓場」に見えない。
視聴者への秘密事項が多過ぎて、興味が湧かない
そして何より視聴者への秘密が多過ぎる。後出しするのか知らないが、ここまで表面的に全員普通の刑事が集まっても何の魅力も無い。特に主人公の天樹が全然輝いていなかった。せめて、決め台詞でも与えて存在感を魅せれば良かったと思う。こんな個性埋没のキャラばかりでリレー脚本はイケるのだろうか、本当に心配だ。
あとがき
30分延長して大失敗した典型例じゃないですか。10時から2つのドラマが第2話で始まるところへ、9時から90分枠で割り込んでくるってことは、ドラマ好きにとってはいろいろ面倒なわけですよ。だからこそ、1時間枠でスッキリ魅せたら好印象だったのに、自ら手に堕ちたって感じ。
脇役の俳優さんたちは良い感じなので、そこにすべての可能性を賭けて、次回で離脱するかどうか決めます。
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