アルジャーノンに花束を:Web拍手への御礼と最終回の新たな感想

TBS系『アルジャーノンに花束を』(公式)
Web拍手への御礼と最終回の新たな感想。
放送終了後も、Web拍手を頂き、ありがとうございます
2015年4月期/春ドラマの中で、放送が終了して1か月近く過ぎたのに、未だに録画を観ては新たな感動や気づきを与えてくれている作品が、『アルジャーノンに花束を』です。
放送期間中も、『Web拍手に感謝!「アルジャーノンに花束を (第6話・5/15) 感想」の記事に255回も頂きました』との記事を書かなくては、たくさんのWeb拍手やコメントを頂いた読者の皆さまにお礼が出来ないくらいの感謝をしました。その節は、本当にありがとうございました。
全11本の感想の記事で、1,528回も拍手を頂きました
さて、今週から2015年7月期/夏ドラマも本格的に始まってきましたので、春ドラマの締め括りとして(『天皇の料理番』は最終回が残っていますが)、放送終了後にもたくさん頂戴した、Web拍手の数を集計してみました。全11本の感想の記事で、1,528回(2015/07/08 17:50現在)を頂きました。
因みに、このWeb拍手は2010年春頃から設置しておりまして、約5年間のトップ10は以下のようになっています。(2015/07/08 17:50現在)
[順位] 記事のタイトル 【拍手数】
[-] [1] アルジャーノンに花束を (第6話・5/15) 感想 【324】
[↑] [2] アルジャーノンに花束を (第7話・5/22) 感想 【275】
[↓] [3] 死神くん (第5話・5/23) 感想 【221】
[↓] [4] 新春ドラマスペシャル「味いちもんめ」 (1/8) 感想 【218】
[↑] [5] アルジャーノンに花束を (第10話 最終回・6/12) 感想 【209】
[↑] [6] アルジャーノンに花束を (第9話・6/5) 感想 【184】
[↓] [7] 死神くん (第7話・6/6) 感想 【178】
[↓] [8] 死神くん (第8話・6/13) 感想 【177】
[↓] [9] 死神くん (第9話 最終回・6/20) 感想 【174】
[↓] [10] ドラマスペシャル「味いちもんめ 2013」 (5/11) 感想 【174】
最終回で改めて気づいたこと。咲人の無表情について
昨夜、最終回を観返してみて、新たに気付いたことがあります。いや、その時よりも強く感じたことがありました。それは、蜂須賀教授(石丸幹二)が自らの実験で “白鳥咲人” と言う1人の人間の人生を弄んでしまった、狂わせてしまったことへの罪悪感から自ら命を絶とうとするシーン。
杉 野「退行が始まる前に、彼に頼まれていたんです」
蜂須賀「彼?」
杉 野「自分が元に戻ったあと、
暫くは昼夜問わずあなたに注意して欲しいと」
蜂須賀「咲人…」
杉 野「私の、もう1人の父をと」
咲人(山下智久)は梨央(谷村美月)の命を救って以来、彼から笑顔が消えました。しかし、このシーンの少し前、偶然出会う遥香(栗山千明)にあのイヤリングを渡すと時だけ笑顔が戻るります。しかし、また咲人から笑顔が消えます。
咲人から笑顔が消えた理由は様々あると思うのですが、杉野(河相我聞)の台詞にあるように、咲人は2人の父を失った。2度父を失ったのです。その大きな悲しみが、元に戻った咲人の心には残ったのではないだろうか。咲人自身は気づいてなくても、身体が反応して笑顔が消えたのではないかと。
すべてを失った咲人のメモ
父親だけでなく家族も恋人も、最初の対等の友だちであるアルジャーノンも失った咲人は、新しい対等の友だちを待ちます。それがこのメモ。弱弱しく下手くそな文字だけど、強い意志を感じるこの文面。泣けます…
しんぱいしないで
あるじあのんおはかで
たいとうの
ともだちを まって
ラストの海辺での咲人のモノローグも気になる
最後の海辺のシーンでの咲人のモノローグにも気になる部分がありました。
咲人「ぼくは おりこうなりたいです。
おりこうなると みんな、みんな
うれしくてわらってくれます。
ぼくも うれしくてわらってくれます。
かみさま ぼくをおりこうにしてください。
あるじあのん…」
それは「ぼくも うれしくてわらってくれます」の部分。普通なら「ぼくも うれしくてわらいます」となるはず。当時は、咲ちゃんの日本語能力が子どもに戻ったと捉えていたのですが、もしかしたら、咲人は単純に咲ちゃんに戻ったのでなく、咲ちゃんの中にもう1つの記憶を持った咲人がいるのではないかと思えました。
だから、そのもう1人の咲人が「おりこうになると うれしくてわらってくれます」と言ったのではないでしょうか。以前の咲ちゃんとは少し変化した新しい咲ちゃんと言う印象付けが隠れているのでは。対等の友だちと新たな人生を歩み始めた新生咲ちゃんのモノローグ。そう単純ではないと思うんです。でも、考えすぎですね、きっと。
無表情と笑顔、焦点ボケの目線と見つめる眼差しの違い
そして、忘れられないのが、海辺で天を仰ぐように「あるじあのん」と言う咲ちゃんを演じた “俳優・山下智久” の存在感。無表情と笑顔のコントラスト、焦点の合わない目線とどこかを見つめる眼差しの違い、見事に演じ分けたと思います。やはり、本作の白鳥咲人は山下さんで間違いなかった、そう思います。
あとがき
読者の皆さん、いつも応援ありがとうございます。改めて本作を観てみると、まだまだ新たな発見や気づきがありますね。また、皆さんも新しく気付いたことなどございましたら、コメント頂けると嬉しいです。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 今からでも間に合う完全ガイド 第10話/最終回
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