映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2D・日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし


ざっくりストーリー
アイアンマンとして人類の危機を何度も救ってきた天才発明家で大金持ちのトニー・スタークは、自身もその一員であるヒーロー軍団 “アベンジャーズ” の限界に危惧していた。もしも自分たちの手に負えない強敵が現れた時、誰が地球を人類を愛する人と守るのかと。
そこで彼は仲間に内密に、禁断の平和維持システムとして人工知能 “ウルトロン” を起動させる。しかし、ウルトロンが選択した「究極の平和」は、平和を脅かす存在を人類だと認識し、人類の抹消に動き出す。強大な敵を前に、アベンジャーズは再び結集して戦うことになるのだが…
前作は…
各自が主役級のヒーローたちがチームを組んで悪と戦うヒーローアクション巨編『アベンジャーズ』の第2弾。前作は、自己主張の強いヒーローたちが、あれこれ揉めながら互いの存在を認め合って共に戦う姿がストレートにカッコいい映画だった。
ハラハラドキドキ度もアクションも前作超え
では本作はどうかと言うと、アイアンマンが仲間に内緒で作ったウルトロンが暴走して危機を招くから、前作以上に仲間割れをするから、アベンジャーズがどうなってしまうのかハラハラドキドキは前作以上。また、悪の組織ヒドラの手下の双子の姉弟ミュータントの新キャラも登場して、アクションも前作を超えている。
スカッとする爽快感や疾走感が薄い
ただ、アイアンマンが生み出すウルトロンはトニーの “息子” のようでもあるし、ホークアイの隠れ家での描写や、メンバー間の恋愛事情など、意外と「家族」が所々に顔を覗かせるから、前作のようなスカッとする爽快感や疾走感が薄い。
全編が続編のためのネタ振りだらけなのが残念
2人の新キャラは魅力的だし、ヒドラ+ウルトロンで相手に不足は無いのだが、とにかく登場人物が多過ぎる。ウルトロンも強いんだか弱いんだか今一つ。そして、何より全編が続編のためのネタ振りだらけなのが見て取れるのが残念。前作の大ヒットを受けてのシリーズ化だから止むを得ない部分もあろうが、もう少し今作なりの “締め” が欲しかった。
あとがき
アベンジャーズのメンバー間に、友情や愛情や家族との関係の苦悩や葛藤が描かれたり、人類や地球を守る正義の考え方の違いから絆に亀裂が入ったりと、前作から更に個々の人間性を掘り下げて面白くなった今作。ほぼ全編が続編のためのネタ振りではありますが、それだけに続編が楽しみとも言えます。そのためにも劇場で心に刻んでおくべき作品です。
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード
アート・オブ・アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (MARVEL)
Cinefex No.38 日本版 ?アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン?
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