イラストレーターの長岡秀星さん死去、78歳。“ジャケ買い” と言えばこの人
“宇宙イメージのイラストレーター長岡秀星氏が死去”
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1498860.html
長岡秀星氏(ながおか・しゅうせい=イラストレーター、本名秀三=しゅうぞう)23日午前1時59分、心筋梗塞のため神奈川県小田原市の病院で死去、78歳。長崎市出身。自宅は小田原市栄町2の13の55の1102。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻徳子(のりこ)さん。
70年に渡米し、ハリウッドを拠点に活動。アース・ウインド&ファイアーやカーペンターズなどのレコードジャケットを多く手掛け、宇宙やSFをイメージさせる画風で人気を博した。自動車のF1日本グランプリや、つくば科学博、長崎旅博覧会の公式ポスターも描いた。
長岡秀星さんのジャケット「惑星 / 冨田勲」との出会い
今や音楽や動画はネットからダウンロード購入が当たり前の世の中ですが、中年世代の私としては、未だにCDとDVDに拘って買っています。その理由の1つが、賭け事が大嫌いな私が中学生時代から20代にかけて真剣にやっていたレコードやCDの “ジャケ買い” です。
若い人はご存じないかもしれませんが、試聴を一切せずに、ジャケットのデザインと自分の直感だけに頼ってレコードを買うって、あれです。忘れもしない1977年1月のある日、今は亡き父が「凄いデザインのレコードがあるから買いに行こう」と中学生の私を駅前のレコード店に連れて行き、「ほら」と手渡されたのが、冨田勲さんの『惑星(RCA)盤』でした。
当時、絵画教室に通っていた私は、このジャケットに大ショックを受けました。そして、家に帰りレコードに針を落とすと、聴いたことも無いような壮大なシンセサイザーサウンドが部屋中に鳴り響きました。のちに、ジャケットデザインは世界の有名アーティストのジャケットを手掛ける長岡秀星さん、音楽は日本のシンセサイザーの父・冨田勲さんだと知ります。
“ジャケ買い” の楽しさを教えてくれた長岡秀星さん
この頃、私の音楽の嗜好は日本国内を飛び出して海外のアーティストに向かっていくのですが、とにかく私が好きなレコードのジャケットは、長岡秀星さんのデザインが多い。そして、私の中の “ジャケ買い” にハズレ無し伝説が始まりました。
未だに時間があるとAmazon.co.jpで “ジャケ買い” を楽しんでいますが、きっと長岡さんが描いた『惑星』のレコードジャケットとの出会いが無ければ、こんなに楽しい音楽との巡り合わせは体験できなかったかもしれません。
あとがき
レコードジャケットにも著作権があるので、容易に画像で紹介する訳にはいきませんので、私が大好きなレコード(CD)の中から、長岡秀星さん作の名作レコードジャケットなどを、Amazonリンクでご紹介します。宜しかったら、是非クリックして、大きな画像で長岡さんのジャケットワークを観て頂ければ幸いです。
なお、一番最後に紹介したのはレコードでなく、イラストストーリー『迷宮のアンドローラ』と言う本です。小泉今日子さんの大ヒット曲『迷宮のアンドローラ』はこの本のイメージソングとして制作されたものです。
私にレコードジャケットと言う芸術を教えてくれた長岡秀星さんに、謹んで哀悼の意を表します。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
惑星 / 冨田勲
太陽神 / アース・ウィンド&ファイアー
アウト・オブ・ザ・ブルー / E.L.O.
ナウ・アンド・ゼン / カーペンターズ
E=Mc 2 / ジョルジオ・モロダー
宇宙の騎士 / TOTO
エスケイプ / ジャーニー
Spitfire / ジェファーソン・スターシップ
イラストストーリー「迷宮のアンドローラ」 / 長岡秀星 / プロデュース : 長嶋茂雄
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7221/
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