まれ (第79回・6/29) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第14週『絶体絶命メッセージプレート』『第79回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。
希(土屋太鳳)と圭太(山崎賢人)、大輔(柳楽優弥)それぞれの思いが交錯する中、圭太は希に輪島塗職人とパティシエとしてそれぞれ1人前になるまで、お互いに修業に専念しようと提案する。それから2年半…希は、「マ・シェリ・シュ・シュ」の中堅パティシエとして一通りの仕事をこなして働いている。そんな中、大悟(小日向文世)が陶子(柊子)について思わぬことを明かす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
希、藍子、徹とシーンを回す時は、時間繋ぎです
ヒロインが一流パティシェになる物語のはずの週の始まり月曜日なのに、私の目に入ってくるのは、大モテでウキウキの希(土屋太鳳)がフラれて愚痴る大輔(柳楽優弥)に、偉そうに感謝の意を述べて納得させる映像。
こっちは最初から大輔が恋の当て馬なのは十分承知だから、全く意味の無い映像を7分も見せられただけかと思ったら、今度は能登でふて腐れる元治(田中泯)をなだめる文(田中裕子)と何故かそこにいる藍子(常盤貴子)と取って付けたような徹(大泉洋)の仕事シーン。これで既に9分間も消費。明らかな時間繋ぎにげんなり。
強引な台詞は脚本家のネタ切れの証拠
そして、やっと「修行」と言う言葉が登場したのが10分過ぎ。それも希からではなく圭太から。やはり圭太は修行したいんだなと好意的脳内補完をした直後、「二年半」と言う何とも不思議な期間限定を押し付けてきた。
こう言う思い付きでしか書けない強引な台詞が登場した時は、脚本家のネタが尽きた証拠。これだけはこの私が3か月間の修行(苦行)で学んだから間違いない。
手書きの文書が出てきたら強制終了の合図
すると、ほら手書きの「誓約書」登場。本作は手書きの文書が出てきたら強制終了の合図。強引に次の段階へ進む。いつぞやの「地道にコツコツへの道」みたいな大きな表の時も、あらから物語から地道にコツコツが消えた。
そしてウザいほどのアップの切り返しで、今回も「選択しない女」を発動。12分過ぎにして本作最大のいやーな予感が最高潮を迎えた。さあ、残り2分強でどんなアルマゲドンが起こるのか?
ついに禁断の「修業期間を省略」する時間経過発動
で、でたー!ここで使うか「スーパー二年半経過」。これは我が日本だけでなく全米も揺れたであろう衝撃展開。勝手に2006年3月になってる。あーあ、ついに一番やってはいけないことに脚本家は手を出してしまった。だって、一番肝心な修行を描かないと言う手段を選択したのだから。
本気で悩まず、選択しない女がタナボタで昇格しただけ
まるでケーキのデコレーションのように膨大で華やかな語りで、物語の表面とヒロインの現状を飾り立てるが、「希ちゃん、おめでとう」と思う視聴者がどれだけいるのか。結局、時間経過で描いたのは、「本気で悩まない女」「選択しない女」がタナボタで昇格しただけ。一体、この脚本家は何を描こうとしているのだ。
あとがき
一世一代の「覚悟」で能登から横浜に出てきて、製菓学校にも行かずに師匠の門を叩き、地道にコツコツと修行をするものだと思っていたので、今日の「スーパー二年半経過」には呆れた瞬間、馬鹿馬鹿しくて失笑するしかありませんでした。
これがアリなら、来週にでも超ウルトラスーパー時間経過で30年後の、夢が叶ったヒロインで良いじゃないですか。本作でここまでがっかりしたのは最大級です。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
19 20 21 22 23 24
第5週『情熱ミルフィーユ』
25 26 27 28 29 30
第6週『母娘キャロットケーキ』
31 32 33 34 35 36
第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71> 72
第13週『運命カカオ64%』
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第14週『絶体絶命メッセージプレート』
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