まれ (第77回・6/26) 感想

朝ドラ まれ

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』公式
第13週『運命カカオ64%』『第77回』の感想。

なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。


一子(清水富美加)との会話を聞かれ、大輔(柳楽優弥)となぜ付き合ったのか美南(中村ゆりか)に問い詰められた希(土屋太鳳)。希自身も、大輔がいるにも関わらず圭太(山崎賢人)が心の中にいる自分を許せずに落ち込む。その夜アパートに帰った希は、誰にでも心には隠したい気持ちがあるが、自分に隠しては駄目だと文(田中裕子)に諭される。希は自分の気持ちに正直になろうと、ある行動に出る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

違和感だらけで、見ている途中で絶望感が蔓延した

どこから書いてよいのやら、自分の中が収集つかないのだが。まず、今回のほぼすべてと言って良い希(土屋太鳳)を文(田中裕子)が諭すくだり。違和感だらけで見ている途中で絶望感が蔓延した。

まず1つは、(劇中は別にして)過去の映像表現上では大して深い関係でもない文がなぜ希を諭すのか。こんなシーンが想定されているなら、希の身内(ベストは祖母)が孫を諭す方が遥かに説得力がある。

ほら、ロベール幸枝(草笛光子)と言う適任者がいたではないか。使い方を考えずにその場しのぎで登場人物を増やすからこうなるのだ。自由奔放に生きてきた文に諭される段階で、また一段階希が思慮の浅い二十歳と言うレッテルが貼られてしまった。どうして、脚本家は希から魅力を1枚1枚剥ぐのだろう。

希が圭太や大輔から迫られたようにしか見えない

そして、もう1つの、いや最大の違和感の理由は、本作で言わんとしている「希の心の中の悪女」的な部分、と言うか「女の本音」的な部分のこと。昨日と今日の描写では、希は(自然に?)男に対して「悪女的?」な行動をとるとしているつもりらしい。だから、今日の文の台詞に繋がるのだろう。これ、全部つくり手の自己満足と視聴者への押しつけだが。

なぜ違和感だらけかと言うと、どう好意的に映像を解釈しても、希自身から積極的にそうしたようには見えないからだ。そうしたとは、2人の男に好きだ、付き合ってくれと言ったこと。これ、どう考えても圭太(山崎賢人)と大輔(柳楽優弥)から迫られている。希から迫ったようには絶対に見えないし思えない。

そこで、脚本家は今日の最後の方で、強引に希が自分から「付き合ってくれ」と言ったような “印象付け” を行ったが、1度くらい台詞で言ったからって主人公の設定や性格が変わるものではない。結局、本作は恋バナをダラダラと描く内に、希以外の登場人物たちまで捻じ曲げて描いているのだ。だから、連ドラとしてつまらない。

最初から、希は選択しないヒロインなのだ

そして、今回の希の言動に対して、ついでだから言っておきたい。先ほど「希から迫ったようには絶対に見えないし思えない」と書いたが、実は本作の最初から希が積極的に何かを選び行動したことなんて、ほぼ皆無なのだ。そう、希は選択しないヒロインなのだ。ただ騒動に巻き込まれタナボタ的にその方向に進んでいるだけ。

そして、最近は「才能」がくっついたから、益々希は選択せず、周囲に流されている印象が強くなっている。自分自身の努力で大きな夢を掴むヒロインんとは、無縁の状態に突入してしまっているのだ。

だから、今日の最後でケーキを落としたのを見て多くの視聴者が思ったのは、「どうせ別のカカオを陶子(柊子)と一緒になって組合せてケーキを完成させるんでしょ」と。

これが希1人で乗り切るなら「希の才能」を魅せるチャンスなのだが、きっと陶子らと一緒に苦戦するだろうから、結局、またただ騒動に巻き込まれタナボタ的にその方向に進むの繰り返しなのだ。タナボタ人生も悪くないが、本作のヒロインもそれで良いのだろうか。

あとがき

もう脚本がぐずぐずなのはご承知の通りです。実は、脚本に輪をかけていけないのが演出なのですよ。例えば、今日の文の台詞を脚本家が以前から考えてたとしたら、きっと脚本上にも「希が告白した」ように書いてあるはずです。でも、演出では「圭太や大輔から告白した」風に描いてる。このチグハグさが本作の最もダメなところ。

きっと明日も希は陶子たちと苦難を乗り越えましたって演出になるはずです。そして、その中で取って付けたように「希の神の味覚」を登場させ、サブタイトルの “カカオ64%” に強引に帰着させて終わり。脚本のダメな部分を演出が更に足を引っ張ってるのが今の『まれ』。あと半分しかないのに…

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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
7 8 9 10 11 12
第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71> 72
第13週『運命カカオ64%』
73 74 75 76

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