まれ (第76回・6/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第13週『運命カカオ64%』『第76回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。
半年前、希(土屋太鳳)に告白し、帰ってきたときに答えを聞かせてほしいと海外に飛び立った大輔(柳楽優弥)が帰国した。今でも気持ちは変わらないかと問う大輔に、希は変わっていない、と答える。数日後、大阪から一子(清水富美加)が突然現れる。圭太(山崎賢人)との関係を心配する希に対し、一子は希のことが時々嫌になる、だったら希が圭太と付き合えばいい、と言い放つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
愛の告白で、短時間で不快感を醸し出した新記録だ
もはや本作の内容と無関係にしか見えないオープニングが終わったら、いきなりどアップの切り返しだらけの気分の悪い愛の告白のくだりが始まった。愛の告白でこれほど短時間で不快感を醸し出すドラマも新記録ではないだろうか。で、折角能登から食材が届いたのに、夕飯をご馳走になりに行くヒロイン…。あー、馬鹿馬鹿しい。
一子が登場すると物語が逆戻しした印象しか残らない
そうしたら、今度は突然一子(清水富美加)が登場。ここでは友だちの話。以前は圭太(山崎賢人)を取り合った愛の敵同士だかしらないが(もう忘れた)、話は希と大輔に進んでいるのになぜ一子で再び掘り返すのか意味不明。女の友情を描きたいのかもしれないが、一子が登場しただけで物語が逆戻りした印象しか生まれない。なぜ逆効果なことをするのだ。
「才能」ありきにしてしまったことが、終わりの始まり
誰がどう考えたって、展示会用のケーキが失敗し、今週から新たな希の設定に加わった「神の嗅覚」や「創作ケーキの才能」を発動して、急場しのぎのオリジナルケーキを仕上げてめでたしめでたしになるに決まってる。そう、「才能」ありきにしてしまったことで、地道にコツコツも修行もみーんな要らなくなったのだ。
恋バナだけで、最終回まで引っ張るのか
思い出せば、先週あたりから希が材料を手にするカットが極端に少ない。手にするのはレシピの紙切れやメモだけ。不潔にしか見えないヒロインがケーキの材料をいじるのを見なくて済むのは悪くないが、ドラマとしては明らかに間違ってる。もはやケーキも材料も輪島塗までも物語の添え物以下の扱い。本作は恋バナだけで、強引に最後に能登で希に店を開かせるのか。ふざけるにもほどがある。
あとがき
二十歳の女の子が恋に夢中になるのはわかります。でも、本作は、それでもケーキへの情熱は醒めないってならないと面白くないです。恋バナは月から金曜日まで丁寧に描いて、ケーキづくりは「才能」発揮で土曜日だけ。これで、何を描きたいと言うのでしょう。今や製菓指導の辻口博啓さんも完成品作ってるだけ?
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
25 26 27 28 29 30
第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71> 72
第13週『運命カカオ64%』
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