オムニバスドラマ「恋愛あるある。」 (2015/6/24) 感想

フジテレビ系オムニバスドラマ『恋愛あるある。』(公式)
『こんなドラマを待っていた!?あるある!と思わず共感して笑って泣けるオムニバス短編ラブコメドラマ。「社内恋愛」「同棲恋愛」「シングルマザー恋愛」の3本!』の感想。
「社内恋愛あるある」 過去の苦い思い出から“身近な恋は人生を破壊する"ということを信条に生きてきた清美(黒木メイサ)。社内恋愛はしないと心に誓っていた清美だったが、玉木謙一(淵上泰史)とあるプロジェクトのスタッフに指名されたところから、2人の距離は一気に縮まる。ついに清美が自らの誓いを解く日が来るのか・・・。
「シングルマザー恋愛あるある」 夫と離婚して以来、女手一つで5歳の息子、敦(海老塚幸穏)を育てる仁江(佐々木希)。生活は常にかつかつ。曲がったことが許せない性格が災いしパートもすぐにクビになってしまう。やっと歯科助手の仕事に就いた仁江。ある日患者の1人がランチに誘ってきた。建築会社の二代目、黒田(千葉雄大)。黒田の気持ちに仁江は・・・。
「同棲恋愛あるある」 いよいよ念願の同棲生活を始めた真理(戸田恵梨香)と芯太(ムロツヨシ)。朝から晩まで何から何まで楽しくてしょうがない毎日が続く。同棲してよかったと思う2人だったが芯太の仕事が忙しくなったことやささいなことをきっかけに2人の間がぎくしゃくし始めるのだった・・・。
監督・演出:「社内恋愛あるある」高野舞 「シングルマザー恋愛あるある」洞功二 「同棲恋愛あるある」石井浩二/脚本:鈴木おさむ
---上記のあらすじは[公式]より引用---
シングルマザーと同棲の話は、テレビドラマになっていた
「社内恋愛あるある」は、ただ “社内恋愛あるある” のエピソードや言葉を単純に羅列しただけの印象。エピソードや台詞にはそれなりの納得感はあるものの、テレビドラマとしての面白さはほぼ皆無。清美(黒木メイサ)に絞り込んだお蔭で、「社内」と言う組織が中途半端になったのが残念。
「シングルマザー恋愛あるある」は、仁江(佐々木希)と黒田(千葉雄大)の関係に絞り込んだことで、“あるある” がきちんとドラマのエピソードや台詞になっていた。佐々木さんのシングルマザーと千葉さんの御曹司と言う配役も意外性があって、“あるある” と上手い具合に対照的で良かった。
「同棲恋愛あるある」が、最もテレビドラマらしい仕上がりだった。「同棲」と「恋愛」を描くにあたって、その延長線とも言える「結婚」と「夫婦」そして「親子」をきちんと描いた。「同棲」と言うより「愛する人と一つ屋根の下に暮らすこと」を真面目に面白く描いたホームドラマになっていたと思う。
あとがき
1本目が残念な仕上がりでしたが、後半の2本は、それぞれ恋愛ドラマとホームドラマに仕上がっていたと思います。「あるある」がテーマですから、ありきたりな内容になるのは当然なので、やはり一捻りしてドラマに仕上げた後半2本が勝利でした。広報の通り脚本はすべて鈴木おさむ氏が担当したなら、演出家の差ってことになりますね。いや、第1話だけ脚本家が乗り切ってませんよ、たぶん。
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