[読書]交通情報の女たち (室井昌也/著・論創社) 感想

交通情報の女たち12名のインタビューと現場レポ
本書は、ラジオの交通情報が気になる人は必読の1冊。内容は、ラジオでよく耳にする「日本道路交通情報センターの○○さん~」「はい、首都高は…」と言うあの声の主の女性12名へのインタビューと、放送現場への密着取材レポ。更に顔写真付きのため超親近感が湧く仕様になっている。
プロの技や日常生活を知ることが出来る
取材先は、日本道路交通情報センターの東京センターと九段センターの話がほとんど。従って首都圏の人でないとピンとこないかもしれない。しかし、1分にも満たない短い時間の生放送で、どのように原稿を作り読み上げるのか。また、交通情報の女たちの日常はどうなのか。そんなパーソナルな部分も面白い。
もう少し交通情報全般の情報があったら良かった
ただ、少々残念なのは、私のようにラジオではよく耳にするし、運転中は欠かさず聞いている交通情報だが、肝心の「日本道路交通情報センター」がどんな組織で構成されているのかよく知らない読者にとっては、もう少し交通情報の概要的なもの(局ごとの違いや機器類なども)が書いてあると、もっと楽しめたかもしれない。
あとがき
本書に登場する「交通情報の女たち」よりも地味な本ですが、しっかりと丁寧に取材されていて、九段センターやそこで働く人たちのことは結構理解できます。いつも耳にしている「あのお姉さん」のプロの仕事術に驚くこと間違いなしです。
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東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書)
想像ラジオ (河出文庫)
ラジオ深夜便ファンブック2015 (ステラMOOK)
ラジオマニア2014 (三才ムックvol.723)
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