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Dr.倫太郎 (第10話 最終回・6/17) 感想

Dr.倫太郎

日テレ系『Dr.倫太郎』公式
第10話/最終回『一番大切なものとは?人生をかけた最後の選択』の感想。


倫太郎(堺雅人)は、治療者としてではなく、一人の男として明良(蒼井優)のことを愛していると思うようになる。そんな中、るり子(高畑淳子)が無銭飲食で捕まった。すると、身元引受人になった明良が、夢乃ではなく明良の人格のまま怒りの感情を表し、同席した倫太郎は病状が改善されたことに衝撃を受ける。さらに、精神的に不安定な円能寺(小日向文世)に診断を下し、池(石橋蓮司)にある助言をした倫太郎は、一大決心をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

結局、迷える視聴者も救えなかった倫太郎

語り(倫太郎)「これは、現代の迷える子羊たちを救う
                        ある医師の話である」

これは、今まで10回もメインタイトルで聞かされてきた倫太郎(堺雅人)の語りである。さて、本作は本当にこのような話に仕上がっていただろうか。本作らしさや、本作が描こうとした倫太郎の物語になっていただろうか。最終回を観終えた今、甚だ疑問しか浮かんでこない。

その理由は、この1時間が9話分に何とか理由をつけて終わらせるためのエピローグであり、強引な辻褄合わせによる終わり良ければ総て良しを狙った雑な最終章にしか思えなかった。霧が晴れては又かかるの連続で、何ともスッキリとしない余韻しか残らない作品。うーん、迷える視聴者である私は最後まで救われなかった。

倫太郎は何者なのか?
そこがブレた脚本では話にならない

総括的に考えてみると、次の3つが敗因になったと思う。
  [1] 全10話の構成の失敗
  [2] 脚本家の精神科医への勉強不足
  [3] 個性的な俳優の名演技への極度な依存

[1] は、毎回のゲスト患者の治療を適当に描いたことで倫太郎がカウンセリングにしか見えなかったことと、明良(蒼井優)の登場のさせ方が滅茶苦茶のために連ドラの流れがブツ切れになったこと。
[2] については、もはや語る必要はないだろう。
[3] は、結局はいくら名演技があっても優れた脚本が無ければ宝の持ち腐れになることが証明されたってだけ。倫太郎は何者なのか?そこがブレた脚本では話にならない。

あとがき

『花子とアン』『ドクターX~外科医・大門未知子~』『Dr.倫太郎』と、これだけ仕上がりに不安定で、気に入った登場人物には入れ込んで、何でもやらせちゃう中園ミホ先生に頭が下がります。本作のテーマ性のブレ方は半端無かった。そんな印象だけです…

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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