ようこそ、わが家へ (第10話 最終回・6/15) 感想

ようこそ、わが家へ

フジテレビ系『ようこそ、わが家へ』公式
第10話/最終回『恐怖の日々が終焉を迎える!全ての謎の答えが明らかに?』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤『ようこそ、わが家へ 』は未読。


倉田家は、またもや門や外壁に落書き被害を受けた。健太(相葉雅紀)は遺留品から、前日会った‘ニット帽’の男の仕業と確信。男がしていた特徴のあるネックレスの線から身元を探ろうとし、明日香(沢尻エリカ)も店に同行する。さらに、健太は自分の職場に盗聴器が仕掛けられていることに気付く。一方、太一(寺尾聰)は真瀬(竹中直人)の不正を明るみに出すことを一度は諦めたものの、健太に背中を押されて、再び動き出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

もやもやしていたものが、スッキリと晴れた感じ

正直、誰が犯人かと言うことよりも、倉田家へのストーカーの話と、ナカノ電子部品の不正事件の話を、どのようにごく平凡な家族である倉田家にフィードバックし、原作に無く本作のために創作されたとされる明日香(沢尻エリカ)を必要枠に見せるか、そこが最大の注目点だった最終回。

結論としては、上記の懸念材料は、すべてきれいに最後の主題歌直前までに集約され収束されたと思う。まあ、もやもやしていたものが、スッキリと晴れた感じだ。特に良かったのは、ストーカー事件と不正事件が倉田家の4人それぞれの家族のキャラクターの必然性が活かされてまとまめたのは、連ドラの最終回として見応えがあった。

もっと “倉田家” を1つの “塊” として描けば…

また、40分を過ぎた辺りの太一(寺尾聰)が七菜(有村架純)の内定を聞いて帰宅してからの倉田一家のやり取りは良かった。賑やかで能天気だけだと思っていた珪子(南果歩)の母としての強さや明るさ、言葉少ない父の優しさ、強くなった健太、成長した七菜が描かれた。

実は、このような “倉田家”と言う1つの “塊” として描くことを、もっと以前の放送回から描写していたら、ストーカー事件と不正事件がもっと物語の中に馴染んで存在できたのではないかと思う。そう、どちらも “倉田家に起こってる事件” に見えたってこと。そこが一番残念だし勿体ないと思う。

演者の魅力が、脚本の穴をかなり埋めた

当blogは、俳優の演技には基本的に言及しないのだが、本作の最終回は、俳優それぞれに見応えがあった。特に、寺尾聰さんと竹中直人らベテラン俳優たちをいつもより抑え目に見せた演出が功を奏したと思う。

そのお蔭で、七菜の面接試験での有村架純さん、太一を1人見送る摂子を演じた山口紗弥加さん、健太に真実を吐露する明日香の沢尻エリカさんの若手女優3人の見せ場を作ったのも、15分拡大を無駄に感じさせなかった要因。

そして、家族を、明日香を、最後まで守り抜いた健太を演じた “俳優・相葉雅紀” の最後の最後の表情が良かった。倉田家の長男として、七菜の兄として、そして1人の男として成長した健太が、新たな恐怖に立ち向かおうと言う強さが滲み出ていた。やはり、演者の魅力が脚本の穴をかなり埋めたと言わざるを得ない本作だった。

あとがき

やはり、脚本がもっと良かったら違う作品に仕上がったでしょうね。特に連ドラとしての面白さを盛り上がるなら、例えば明日香を主人公にして、第三者目線で倉田家で起きている2つの事件を見守る…みたいな構成なら、太一も健太もバランスよく描くことが出来たような。まあ、相葉さん主演ありきの企画で難しいと思うが、折角明日香を追加したなら、それもあったかなと。

でも、ホント、最終回は上手く広げた大風呂敷をきれいに畳んだと思います。ただ、高橋(橋本稜)のFAX1枚であっさり逆転勝ちになったり、明日香が犯した罪の中途半端さや、ラストの思わせぶりな終わり方は、賛否両論ありそうですね。でも、“俳優・相葉雅紀” のための月9企画としては良かったと思います。

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