アイムホーム (第9話・6/11) 感想

テレ朝系『アイムホーム』(公式)
第9話『最終章離婚届…家族との別れ逮捕と監視の理由!!』の感想。
なお、原作漫画:石坂啓『アイムホーム(上下巻)』は未読。また、NHKドラマ『『アイ’ム ホーム 遥かなる家路(2005)』も未見。
香(水野美紀)の病気を知った久(木村拓哉)は、香とすばる(山口まゆ)の力になろうとするが、自分の過去について口を閉ざす恵(上戸彩)とは会話もなくなる。そんな折、自分が投資目的で買った後に暴落した土地を、恵の父・龍夫(堀内正美)に高値で買い取ってもらったと知った久は、金目当てで恵と結婚したのではと悩む。その一方、久は第一営業部からコピーを頼まれた資料の中から、不正とおぼしき記録のあるメモを見つける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
無理矢理ゲストを登場させる必要ってあるの?
とにかく1話に1人はゲストを出したいのは解かるが、今回の昔の取引相手・泊(ユースケ・サンタマリア)の登場は、前回の杏子(吹石一恵)とは逆に、物語をブツ切りにしただけだし、また(まだ)記憶喪失のくだりをやるのか?と思わせただけ。最終回直前で更に新たな風呂敷を広げる必要があったのだろうか。
久と香の病室で会話は良かった
今回も詰め込み過ぎでブツ切れ状態には変わりはないが、好意的にブツ切れを補修すると、なかなか悪くない。特に久(木村拓哉)と先妻・香(水野美紀)との病室でのやり取りで、久が仮面のことを話すくだりはなかなか感動的。やはり、描く時は集中してまとめて描けば、きちんと描きたいものが見えてくるってことだ。
ラストが良かっただけに、全体のブツ切れ感が残念
これまでも、会社の不正やら実家の問題やら、久のスーパーサラリーマンぶりを描いてきたが、原作は未読でも、そこが本作の本質的な部分でないのは十分解かる。やはり描くべきは、「妻と息子の顔が仮面に見えてしまう」ことに違いない。
今回の最後の最後で描かれた、久と同様に恵(上戸彩)も久の顔が仮面に見えると打ち明けたことと、焼けただれたビジネスバッグの中にあった未記入の離婚届と、第1話で描かれた久の爆発事故に巻き込まれたことが、ここでリンクした。折角、いい感じになっているのに、今回のブツ切れ感が残念で仕方ない。
あとがき
面白いとは思うんですけど、小机(西田敏行)のくだりや泊(ユースケ・サンタマリア)が離した土地売買のくだりなど、盛り込み過ぎです。恵と香と会社くらいに絞り込んだ方がドラマとしてスッキリすると思います。
物語として面白いだけに、もったいないです。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
テレビ朝日系 木曜ドラマ「アイムホーム」オリジナル・サウンドトラック
アイムホーム 上 (ビッグコミックススペシャル)
アイムホーム 下 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7146/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/420546567.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
- 関連記事