マザー・ゲーム~彼女たちの階級~ (第9話・6/9) 感想

TBS系『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(公式)
第9話『母親失格…?セレブ一家の崩壊!息子へ…最後の愛の証明親』の感想。
希子(木村文乃)は、受験会場から逃げ出した信(五十嵐陽向)が自宅マンションに入って行くのを目撃し、毬絵(檀れい)に電話。「試験が怖くなった」という信は、自分も兄・彬(望月歩)のようになるのかとおびえる。希子は以前、彬に会ったことを、この場でようやく毬絵に伝えて力になろうとするが、家族の問題だからと拒絶される。そんな中、週刊誌に小田寺家の会社をめぐる黒い噂と‘長男の引きこもり’の記事が掲載される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主人公は埋没していないが、存在感が薄過ぎる
脚本は、第2,5,8話担当の武田有起氏だから、前回同様に主人公の埋没だけは何とか避けられた。しかし、物語全体が(この場に及んで)小野寺家の親戚を2人も新登場させた毬絵(檀れい)の話で終始するから、毬絵の夫・隆吾(豊原功補)にお決まり文句を言う位しか主人公らしさが描けない作品になったしまった。
この台詞を書いちゃダメでしょ
信之助「それで凹んでるんですか。蒲原さんらしくもない」
信之助(瀬戸康史)が希子(木村文乃)の背中をポンと押す台詞だが、この台詞を書かざるを得ない状況そのものが、本作の迷走状態を如実に表している。そう、今の希子の言動全てが主人公らしくないのだ。だから、ドラマ全体のドロドロ劇が希子によって痛快に解決される面白さが失われているのだ。
ありふれたママ同士の群像劇と思えば良いか
ただ、本作をスタート当初とは異なり単純な群像劇と捉えれば、似た者セレブママの中の異分子的存在らしさは表現されているし、似た者同士になっていくのも当然と言えば当然。まあ、そう考えるのが最もモヤモヤせず、最終回を迎えられるかもしれない…
あとがき
うーん、第2話までは個性的な面白いドラマだなと思えたのですが、どんどん群像劇になってごちゃごちゃしているだけのドラマになってきましたね。こんな状態で5人のママをどう決着を着けるんでしょう。それぞれがそれぞれの道を歩むって、これまた普通の締りのないエンディングだけは避けて欲しいです。
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【これまでの感想】
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