まれ (第62回・6/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第11週『泥沼恋愛チョコレート』『第62回』の感想。
テンパリングと恋愛、その両方をバレンタインまでにマスターしろという難題を大悟(小日向文世)から押し付けられた希(土屋太鳳)。連日のケーキ修業で出会いの機会が少ない希は、天中殺の料理人・珍(孫成順)に相談し、合コンをすることになった。日が替わり、「マ・シェリ・シュ・シュ」の先輩パティシエ・陶子(柊子)、大悟と輪子(りょう)の娘・美南(中村ゆりか)とともに、初めての合コンに出かけて行くが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日も意味無き15分間が始まる嫌~な予感…
大悟の「恋をしろ」の理論も、「女遊びも芸の肥やし」の延長線で解からない訳でもないが…と思いながら、オープニングのクレジットに、またズラズラと能登編のメンバーが名を連ねている段階でゲッソリして始まった第62回。なんか今日も意味無き15分間が始まる嫌~な予感…
修行のシーンは、たったあれだけ?
合コンで希(土屋太鳳)が恋愛相手には公務員を求めていたが…。私の記憶と解釈では、地道にコツコツ実現のために自ら公務員になったのに自分勝手な理由で半年も務めずに退職し、巨匠の下で修行をする覚悟を決めてめでたく入門を許可され、いよいよ正式にパティシェとして働くことになったはず。
なのに、修行のシーンは、15分間の映像の終盤の数秒だけ。あとは、希のファッションショーと合コンとバレンタインチョコづくり。おっと、完全に不要の能登編もあったっけ。この脚本家、一体何を描こうとしているんだ?
もう父の夢を応援する娘の話でいいよ
そもそも、今更なぜに希の恋愛を描くのかが解からない。これまでも希の恋愛は描いてきたが、いずれも中途半端なエピソードばかり。本気の恋なんて見たことない。だから、今回の恋バナもただ『泥沼恋愛チョコレート』をつくるためだけの中抜けエピソードになるのは間違いない。
本来なら、修行をきちんと描きつつ、恋する乙女もチラリと描くのが筋ってもの。だが、本作は真逆以上に、修行をほぼ描かない。これ、最悪としか言いようがない。ヒロイン成功物語なら完全に失敗だ。いっそ、パティシェは諦めて、父の夢を応援する娘の話で良いのでないだろうか。
あとがき
僅かな修行のシーンも、今どき考えられないレベルのチョコが顔にくっつく美術メイク。観ているこちらが恥ずかしくなりますよ。その上、相変わらず希のケーキ作りのシーンは不潔感のオンパレード。なぜ、食べ物を扱うドラマで、ヒロインがパティシェの話でこうなるんでしょう。
土屋太鳳さんには罪はありませんが、今日のファッションショーみたいなアイドル映画ではお約束のチャーミングなシーンも、イライラしただけでした。それにしても、ここまで中身の無い朝ドラになってくるとは想定外です。今やどこまで脱線していくのかくらいしか興味が湧きません。ホント、どうにかして欲しいです。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
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第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
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