ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~ (第8話・6/4) 感想

TBS系『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(公式)
第8話『兄が出所!?女弁護士との智略戦』の感想。
‘足抜けコール’に、静岡刑務所で服役中の受刑者から離脱願が届いたと連絡が入る。覚せい剤取締法違反で服役中のその受刑者は「関東貴船組」の所属で、麦秋(大島優子)は離脱承諾書を得るため、貴船組の橘(遠藤憲一)の元に乗り込む。一方、麦秋の他に‘麦’の字を名に持つ人物の存在を知り心配する翔(北村一輝)は、すぐさま麦秋を追う。意外にも、橘は受刑者の離脱をあっさりと承諾。だが、麦秋はさらなる要求を突き付ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
4人目の演出家、白石達也氏の演出がお見事
第8話は、本作4人目の演出家・白石達也氏が担当。堤幸彦氏とは『スターマン・この星の恋』で一緒だった。そのためか、小ネタ部分の演出の違いはあるものの、全体のトーンは意外な程に堤氏との違和感が無かった。第8話と言う最終章直前回で、雰囲気を留めて且つ面白い作品に仕上げた白石氏の演出は見事だった。
“親と子” をしっかりキッチリと描き切った
演出以上に見事だったのは、“親と子” をしっかりキッチリと描き切ったこと。ゲストの人権派弁護士・畠山(紫吹淳)を絡めて、橘(遠藤憲一)と麦秋(大島優子)の複雑な親子関係を絶妙に描いた。
その上、橘勲と言う男を丁寧に描いたのが良かった。橘の人生観や生き様が見えたからこそ、ラストでの麦秋の父への憎しみへの爆発が最高潮に達したことに説得力が出た。この完成度は素晴らしい。次回も楽しみだ。
あとがき
残り2話でしょうか。今回で「橘 VS 麦秋」の関係がきちんと表現されたから、いよいよ壮大な親子喧嘩が始まるのか、それとも麦秋が自縛から逃れられるのか。最終章に益々期待が高まります。それにしても、櫻井武晴さんのブレない脚本が良いですね。
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【これまでの感想】
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