アイムホーム (第8話・6/4) 感想

テレ朝系『アイムホーム』(公式)
第8話『最終章!!壊れかけた夫婦が…W不倫!?』の感想。
なお、原作漫画:石坂啓『アイムホーム(上下巻)』は未読。また、NHKドラマ『『アイ’ム ホーム 遥かなる家路(2005)』も未見。
恵(上戸彩)の秘密を知った久(木村拓哉)は動揺を隠せない。会社でも一人悩み続ける久は、小机(西田敏行)に飲みに誘われ、泥酔してしまう。久はもうろうとしたまま鍵束の1本を使ってある部屋に上がり込み、食事を作る。やがて帰宅した住人の杏子(吹石一恵)から、自分が彼女と不倫をしていたと聞いた久は、驚いて逃げ帰る。翌日、杏子が会社に現れ、久は自分が左遷されたのは、社長秘書だった彼女に手を付けたせいだと小机から聞く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
相変わらず詰め込み過ぎだけど、今回は好印象
第4話あたりから話が盛り込み過ぎになって、前回から更に増えてると思ったら、脚本家が林宏司氏と山浦雅大氏の2人体制になっていたとは気付かなかった。そして、詰め込み気味の脚本が更にわさわさした感じに演出する第3,4,6話担当の田村直己氏が第8話担当。
ただ、前回も詰め込み過ぎ脚本だった星野和成氏の演出作より、かなり好印象だった。
杏子を演じた吹石一恵さんの明るさと存在感
好印象の理由は、杏子を演じた吹石一恵さんの明るさと存在感が、最近の混沌とした内容に、清涼剤のような働きをしたからではないだろうか。正直、久(木村拓哉)の杏子との不倫ネタは必要だったかと思う。無くても前後で話は繋がる。
しかし、常に必死にメモを取り、自分探しをしている久に、「本音は解かんないよ。だからさ、全部メモする必要なんてないんだよ。久ちゃん」と明るく送り出した杏子の後ろ姿に、今までの本作には無かった「久と女」の新たな一面を見られた感じがして、良いシーンだった。杏子に翻弄される久もキュートだった。
人間臭くて愛らしい登場人物たち
いよいよ最終章に突入直前で、W不倫を描きつつ、久と先妻・香(水野美紀)と娘・すばる(山口まゆ)も絡めてきた第8話。謎解き的な部分として盛り上がって面白いかと考えると若干首を傾げてしまう部分が無いとは言わない。
しかし、本作が良いと思うのは、登場人物たちの描き方。人間、誰でも本音と建て前があって、本当の顔と虚像の顔を持っていること。人には他人に言えない思いがあること。それらの人間臭さを実に丁寧に描写している。
“俳優・木村拓哉” も今回は久し振りに抑えた演技で、苦悩するも前進しようとする力強い久を好演していたと思う。いよいよ残り2話でどんな結末になるのだろう。とにかく、最後まで人間臭くて愛らしい登場人物たちを描き切って欲しい。
あとがき
第7話でだいぶ視聴意欲が下がったのですが、今回は面白かった、と言うかちょっとした感動作でした。特に、すばるが久を家に呼ぶくだりとか、久と香の関係とか観ていて胸が締め付けられます。なかなかいい感じに盛り返して来たと思います。次回に期待します。
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