Dr.倫太郎 (第8話・6/3) 感想

日テレ系『Dr.倫太郎』(公式)
第8話『白い巨塔の陰謀!視力を失った脳外科医の野望と決断』の感想。
倫太郎(堺雅人)の元に、るり子(高畑淳子)が1枚の写真を持って乗り込んでくる。一方、蓮見(松重豊)は円能寺(小日向文世)から、脳腫瘍の手術を要請される。患者は、大学への補助金の決裁権を握る大臣の息子だった。しかし、蓮見はなぜか手術に消極的。そんな中、倫太郎や百合子(吉瀬美智子)らは、蓮見の視力に問題があることに気付く。さらに、倫太郎は蓮見と同期の荒木(遠藤憲一)から、10年前のある手術について知らされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やっと、主役と、女優の演技合戦を切り離したか
正しく言うならば、やっと主人公・倫太郎(堺雅人)と、明良(蒼井優)と彼女の別人格・夢乃と母・るり子(高畑淳子)のくだりが分離された。それもかなり大胆に最後の数分以外、別々に描かれた。原作はともかく、連ドラとしてはこの構成が大正解。私がそう思う理由を書いてみる。
患者を蓮見医師に絞り込んだのは大英断だ
これまでは倫太郎が精神科医の領域だか個人的なことなのか不明瞭なまま、明良との関係を必要以上に尺を割いて描いてきた。それも、異常なほどブツ切れにして、本編の流れを切り裂いた。
だが、今回は、医師が医師を治療すると言う変形な治療の話であったが、倫太郎の患者を蓮見(松重豊)1人に絞り込んだ。円能寺(小日向文世)や百合子(吉瀬美智子)の存在理由もきちんとあった。おかげで、これまでに無かった、倫太郎の治療の特徴みたいなものがギリギリ描かれた。これだけでだいぶドラマが締まって来た。
精神科医のドラマだから、普通に治療を描けば良い
既に第8話が終了した時点で言っても時既に遅しだが、基本的に流れるままに観るメディアであるテレビドラマで、現実的な医師は同時に数名の患者を診るだろうが、テレビでそれをやったら視聴者は混乱するだけ。
精神科、精神科医と言うシビアでデリケートなテーマを描くドラマなら、シリーズの序盤からもっと交通整理をするべきだった。主役である堺さんの今作の抑えた演技と、蒼井さんと高畑さんのキレ芸みたいな演技のメリハリをつくり手は見せたかったのかもしれないが、結果的にそれが、ドラマを壊した。今回くらいが丁度いい。
あとがき
この位に、ゲスト患者と明良を完全に分離した方がドラマとして観ていて疲れないし、面白味が増しますね。もっと早くからやっておけば良かったのに…
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【これまでの感想】
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