まれ (第52回・5/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第9週『再出発エンゲージケーキ』『第52回』の感想。
年が明けたが、昨夜からの一徹(葉山奨之)による結婚騒動がまだ余韻を残す桶作家に、高志(渡辺大知)と共に、横浜から大輔(柳楽優弥)がやってきた。大輔が希(土屋太鳳)のファースト・キッスの相手と知った皆は色めき立つが、希は、相手が酔っ払って覚えていないからなかったのと同じ、と強く否定する。一徹と結婚相手のなれ初めを聞いた希は、二人の結婚を応援しようと決意する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脇役の青春思い出話に13分も?しかも後出しで
これまで大して描かれてこなかった一徹(葉山奨之)の結婚にも興味が湧かないのに、こちらはとっくに忘れていた徹(大泉洋)の事件の時の怒りを今さら表現して、視聴者にどう捉えろと言うのだ。後出しジャンケンも甚だしいし、不必要さも際立ってる。
どうやらこのスタッフは、ヒロイン抜きで青春ドラマでも描きたいだけなのか。5月のこの時期に年末年始の設定で夏祭りの回想シーンなのも、今一つ解せない。結局、描きたいのものを描いてるだけなのだ、きっと。悪いが、一徹とみのり(門脇麦)の若年結婚なんて興味が湧かないのだが…
唐突感と違和感がオンパレードの希の台詞
希「ほんでも今は、うちよりみのりと一徹や。
二人の気持ち、よう解かったさけ、
みのりと一徹おちゃ、応援する」
14分の間、羊羹とお茶を出した以外に存在感ゼロのヒロイン・希(土屋太鳳)が番組終了間際に言ったこの台詞、流石に唐突感と違和感がオンパレードだ。流石につくり手も承知のようで、強引に大音量のBGMで聞き難いように演出してたとしか思えない。
まあ、好意的に脳内補完すれば、また希の人助けのお節介が発病したってことで、ドラマの連続性を補強しようとしていると捉えることもできるが、何せこの直前に「シェフのケーキは諦められん。ああ言うケーキを作りたいって言う気持ちは変わらんで」と言っておきながら、人助けのお話になるようだ。
なぜ希の夢以外のことを今更描くのか?
大悟(小日向文世)のことも、希の大悟のケーキへの思いも殆ど描かれていない状況で、人助けだって数か月の公務員時代に数名描いた程度で、なぜ希の夢以外のことを今更描くのか、脳内補完も出来なければ、納得も出来ない。その上、大輔(柳楽優弥)が能登に来た必然性も理解できない。
あとがき
昨日も酷かったですが、今日は輪をかけて酷かったです。13分間は脇役の若者同士の若年結婚に至るまでの青春思い出話を見せられ、ラスト2分間は自分の夢より弟の結婚を応援する優しい姉の物語。本作ってこう言うドラマなんでしたっけ? ヒロインが世界一のパティシェを目指す物語はどこへ行ったのでしょうか?
それに希の応援って言ったって、どうせ土曜日にケーキを焼いて祝うだけでしょうに…
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
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第8週『危機的クリスマスケーキ』
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第9週『再出発エンゲージケーキ』
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