Dr.倫太郎 (第7話・5/27) 感想

日テレ系『Dr.倫太郎』(公式)
第7話『心を閉ざした少年に起きた奇跡!?ボクがママを守る!』の感想。
倫太郎(堺雅人)は、明良(蒼井優)および彼女の別人格・夢乃への本格的な診療を始める。一方、薫(内田有紀)の8歳の息子・深也(平林智志)も倫太郎の患者だった。深也が「こども美術展」の彫刻部門でグランプリを受賞したのを機に宮川(長塚圭史)が研究対象にしたいと言い出す。そんな中、伊久美(余貴美子)は円能寺(小日向文世)に問い詰められ、夢乃の主治医が倫太郎だと話してしまう。その円能寺に宮川がある写真を見せ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「職業紹介ドラマ」でも「病気紹介ドラマ」でもない
「精神科医の職業ドラマ」として観ると、脚本家の精神科医や精神科の部分への知識不足なのか、ドラマの面白さを全面に出し過ぎる企画のせいなのか、かなり現実離れした作品に見えてしまう。
また、「精神科疾患の紹介ドラマ」として観ると、確かに毎週新しい精神疾患患者を登場させてはいるものの、脚本も演出も描写も雑な上に、妙に簡単に解決に導いてしまう。逆にレギュラーの患者は引っ張るだけ引っ張る。どちらのドラマとしても中途半端なのが一番良くない。
なぜ、明良と夢乃のくだりを、ブツ切りで放り込むのか?
今回に限って言えば、どうして明良(蒼井優)と彼女の別人格・夢乃のくだりを、ブツ切りにして全編に散りばめるんだろうって疑問しか浮かばない。
折角、ゲスト患者で無くレギュラー陣である薫(内田有紀)の8歳の息子・深也(平林智志)のパートが、宮川(長塚圭史)との絡みも工夫されていた面白くなりそうだったのに、すべてがご破算って感じ。
それに、こう言っては何だが、蒼井優さんの解離性同一性障害の所謂一人二役の演技も見飽きてしまった。その上、明良と倫太郎(堺雅人)のくだりも足踏み状態で、同じことの繰り返し。もう第7話で巻き返しは無理だろうか。
あとがき
5分45秒。これは倫太郎と深也の文字盤のシーンの尺の長さ。演出家の意図は解からなくもないが、夜の10時スタートのドラマだから、ビール片手にくつろいで観ている視聴者もいるだろうに、どれだけ自己満足な演出を視聴者に押し付けるんだって思いました。
深也の病状を丁寧に描くのは良いことですが、視聴者に解かり易く伝えることが、地上波のテレビドラマには絶対不可欠だと思います。今回の文字盤を含めて、こう言う視聴者置いてけぼりの脚本と演出が目立つのが本作の弱点だと思います。ここを修正しない限り、堺雅人さんの集客力に頼る視聴率しか望めないと思います。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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