まれ (第51回・5/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第9週『再出発エンゲージケーキ』『第51回』の感想。
東京のかつての仕事仲間から仕事の誘いを持ちかけられた徹(大泉洋)は、希(土屋太鳳)は横浜に住み、一徹(葉山奨之)も大学受験を控えていることから、一家で東京に引っ越さないかと藍子(常盤貴子)に提案する。だが一徹は自分は能登に残り、大学には行かずデイトレードの仕事をしたいと言う。さらに一徹は、高校を卒業したら結婚したい相手がいる、と爆弾発言をして…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
本作の迷走具合が露呈した見事な台詞
徹「別に俺たち、ここにいる理由もないんだし」
冒頭1分30秒で徹(大泉洋)が発したこの台詞で、もう私の視聴意欲が急降下して始まった第51回。
本来なら、希(土屋太鳳)の夢にしても、徹の再出発にしても、津村家が能登にいる必然性で描くべきなのに、一切無視してきた本作の迷走具合が露呈した見事な台詞。「別に私も、毎朝観る理由も無いんだし」と突き返したいくらいだ。
希の夢も両親の離婚話も無かったことに…
そして、突然に一徹(葉山奨之)の結婚話。先週から今週にかけて描いてきた希の夢も両親の離婚話も無かったことに。もうそんな程度では驚かなくなって久しい本作だが、未だに気になることも多々ある。
そんな内の1つが、相変わらずの画面いっぱいに人物やモノが配置されたフレームサイズ。朝から暑苦しいにも程がある。また、プライベートの話に過疎地域なのにゾロゾロと人が集まってきて、無駄話を盛り上げる。悪いけど、ほぼ存在感のない一徹の将来なんてどうでもいい。描くべきはヒロインの夢、将来ではないのか。
存在感のない登場人物の将来に興味は湧かない
存在感が無いと言えば、一徹以上なのがヒロインの希だ。存在感が無いから興味が湧かない。関心が無いから先の話も気にならない。結局、この度の一徹の騒動だって帰着点は結婚するかしないかだけ。それが解かっていてどう楽しめと言うのだ。こちらにしたら、いつもの空振りイベントなのは重々承知なのに。
この状況は残念ながら希も一緒だ。希が夢に向かって努力する様をちっとも描かず、夢が叶うか叶わないかしかない帰着点にどうして興味を持てようか。つくり手はこの度の一徹の結婚騒動はサプライズのつもりだろうが、希は全く無関係のエピソード。本作、マジで何を描きたいんだろう?
あとがき
私の記憶が正しければ、第4週辺りで、津村家の面々は哲也(池内博之)から「両親のことを頼む」と言われたはず。なのに、結局は、ここまで桶作家に寄生した恩も忘れて東京だ結婚だと騒ぐだけの、恩知らず一家の無駄話が今週ですよ。
最近は、土屋太鳳さんがCMに出ているだけでイラッとする条件反射が身に付いちゃいました。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
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第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50
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