ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム公演2日目参戦 (2015/05/24) 感想 ※ネタバレとセットリストあり

2015年5月23,24日、サザンオールスターズ10年振りの全国ツアー『WOWOW presentsサザンオールスターズLIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」』の東京ドーム公演の2daysに参戦。3日目を直前に独断と偏見のライヴレポを書いてみます。

【当blog内の関連記事】
サザンオールスターズ 「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム26日に行かれる方へ、プチ情報3連発 (2015/05/24) ※ネタバレなし
サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム公演初日参戦 (2015/05/23) 感想

斬新な冒頭3曲だけで鳥肌モノ

まず、冒頭の3曲。特に1曲目『Tarako』は1997年『おっぱいなんてプー』以来の約18年振りの演奏。全編英語詞はサザンでは唯一のこのアメリカ色の強い楽曲が1曲目とするのは、今回のライヴがこれまでのサザン王道路線ばかりのセットリストで無い意気込みを感じさせるに相応しい。イントロだけで鳥肌モノだ。

『葡萄』お披露目の9曲連続も観て良し聴いて良し

次のパートはニューアルバム『葡萄』お披露目で、9曲連続演奏。当blogでは演出面にスポットを当てて書いてみる。今回のステージ演出で目を見張るのが、舞台セット。何となく葡萄の木と蔓(ツル)と葡萄棚をイメージさせたような造形に、スクリーンは中央に最大1面と左右に子画面、更に外側に子画面で、映像展開は中央の3面を効果的に活用していた。

映像的に新しく感じたのは、以前より増して、事前に作り込んだ映像素材とライヴ中継映像を混ぜて、まるでオフラインで編集したような美しい映像構成になっていたこと。背景映像の一部を切り取るような感じで、額縁やフレームの中に生映像がきれいにはめ込まれ、時に優雅に時に激しくステージを映し出していた。

楽曲と映像と照明のコラボを存分に楽しもう

次のパートは、37年間のサザンの歴史の中でも王道路線&大ヒットシングルを敢えて少な目に、オールドファンにはお馴染の『人気者で行こう』『KAMAKURA』『ステレオ太陽族』から8曲中6曲も選曲。

照明と映像の連動が楽しいのは『Computer Children』。葡萄棚を模したセットとライティングが、電気回路や電子の流れになったり、レーザー光線も使って、会場全体をちょっとレトロなSFの世界に創り上げる。

その他の楽曲では、DNAの遺伝子細胞の様なきれいな螺旋模様になったり、血流をイメージしたり、路地裏の街灯や歌謡ホール風のステージ照明になったりと、楽曲と映像と照明がどんな関連性で作られているのかを考えるだけで楽しくなる。

世間で不人気なコーナーも、私にはお宝満載だ

次の4曲は桑田さんが「自分たちがやりたい曲」と言っていたコーナー。どうやらネット上の噂では不人気らしいが、私にとってはここが一番大切なとこ。特に、『Soul Bomber』中の「1,2,3,4,5」の掛け声は何度聞いてもしびれてしまう。『01MESSENGER』のイントロも超が付く程にカッコいい。

『おいしいね~傑作物語』も「業界不惑」という歌詞に「Fuck」を掛けたりと、桑田さんのソロアルバムが発売されたのに活動はサザンをしろと言うレコード会社への反発ソング。全体的に音楽業界への不満炸裂のロック魂が溢れるの曲なのだ。そうこの骨太ロックの4曲は、サザンの強面の裏の顔でもあるのだ。

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム公演2日目参戦 (2015/05/24) 感想 ※ネタバレとセットリストあり

“お約束” を外しても、サザンを輝かせる『葡萄』

いよいよクライマックスからアンコールまでの新旧織り交ぜた王道&大ヒットナンバーの連続だ。しかし、今回のセトリ(桑田さんも言ってた)には、所謂サザンライヴでド定番の『勝手にシンドバッド』『いとしのエリー』『希望の轍』『LOVE AFFAIR~秘密のデート』『YOU』『海』が無い。夕日に纏わる楽曲も無い。

しかし、私がいつも以上にサザンらしさを感じることが出来たのは、37年と言う長期間故の “お約束” を外しても、新しいサザンらしさを輝かせているアルバム『葡萄』の楽曲の素晴らしさだと思う。シンプルなバンドサウンドに拘って、1音1音積み上げたような粒揃いのエネルギッシュな新曲たち。

それらの放つ新たなサザンオールスターズの光明みたいなものが、往年の名曲に負けず劣らぬパワフルさで押し寄せる『マンピーのG★SPOT』のクライマックスまで、一気に突進していく。そしてラストの『蛍』の会場演出はお見事の一言。きっと映像作品であとで観ても感動するだろう。

あとがき

2日間参戦しましたが、相変わらずステージ演出が良いですね。今回は音も映像もサザンのメンバー5人に絞り込んだ演出が多く、サウンドも全体的に良い意味でごちゃごちゃせずシンプルなロックバンドサウンドって感じで、ヒロシのドラムとムクちゃんのベースが締まった音でカッコ良かったです。

ダンサーさんたちとサザンの絡みも、全体的にと言うよりピンポイントで効果的に絡んだお蔭で、構成のメリハリも付いたし、見た目の静と動の切り替えの楽しさも味わえました。3時間半の長丁場ですが、全然長さを感じさせない桑田さんたちのパフォーマンスにウットリの東京ドームでした。

最後に少しだけ不満を。桑田さん以外の歌声が聞き難かった。「おいしい葡萄ライト」の不良品があった。序盤からトイレに行く人多過ぎ。ドーム場内にもご当地印ブースが欲しい。そして最後に、応援団にもっと良い席が欲しい。以上。明日も参戦です。

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」
東京ドーム公演 2015/05/23,24 セットリスト

01.Tarako
02.ミス・ブランニュー・デイ
03.ロックンロール・スーパーマン
【MC】
04.青春番外地
05.イヤな事だらけの世の中で
06.バラ色の人生
07.Missing Persons
08.平和の鐘が鳴る
09.彼氏になりたくて
10.はっぴいえんど
11.天井棧敷の怪人
12.ワイングラスに消えた恋
【MC】
13.よどみ萎え、枯れて舞え
14.顔
15.Happy Birthday
16.死体置場でロマンスを
17.Computer Children
18.栞のテーマ
19.あなただけを ~Summer Heartbreak~
20.真夏の果実
【MC】
21.おいしいね~傑作物語
22.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)
23.(The Return of)01MESSENGER ~電子狂の詩~
24.ブリブリボーダーライン
【MC】
25.道
26.栄光の男
27.東京VICTORY
28.アロエ
29.マチルダBABY
30.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
31.ボディ・スペシャルII
32.マンピーのG★SPOT
【ENCORE】
33.匂艶THE NIGHT CLUB
34.ピースとハイライト
35.みんなのうた
36.蛍

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
葡萄 (完全生産限定盤A)
葡萄 (完全生産限定盤B)
葡萄(通常盤)
葡萄(生産限定アナログ盤) [Analog]


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7082/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: