天皇の料理番 (第4話・5/17) 感想

TBS系『天皇の料理番』(公式)
第4話『愛し君よサラバ』の感想。
なお、原作小説:杉森久英『天皇の料理番』は未読。過去のドラマ作品も未見。
野菜係に昇進した篤蔵(佐藤健)は、五百木(加藤雅也)の紹介で、華族会館で働きながら英国公使館にも出入りして料理の修業に励む。度々、厨房(ちゅうぼう)を抜け出す篤蔵の行動を疑った荒木(黒田大輔)は、辰吉(柄本佑)に後を付けるよう命じる。辰吉は、兄の看病と言っていた篤蔵が英国公使館に入って行くのを見るが、荒木には本当のことを言えない。そんな中、篤蔵は荒木の度重なる嫌がらせに堪忍袋の緒が切れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
本当に面白い仕上がりになっている
今や、私が第1話で抱いた本作への嫌悪感は何だったのかと思う位に、今回も惹き込まれた第4話。初回で鼻についた無駄な豪華さや無駄なエピソードも削ぎ落され、とにかく主人公の人物像を魅力的に描きながら、しっかりと人間ドラマに仕立ててて、本当に面白い仕上がりになっている。
篤蔵の描写も心地良いし、丁寧に作り込まれてる
特に、篤蔵(佐藤健)の「地道にコツコツ」はもちろんのこと、チラリと見せる彼の才能や、ブレない性格などの描写も心地良い。また、俳優陣による演技もみんな個性的で、厨房のシーンの緊張感や緊迫感は上手に表現されている。やはり、丁寧に作り込まれているのは、観ていて感じが良いものだ。
数カット描写を増やせばグッと深みが出て面白くなる
ただ、惜しむらくは、話がトントン拍子に進むこと。そして、そのためにエピソードが詰め込み過ぎになっていること。もちろん、この位に詰め込まれているからこその満足感はあるのだが、エピソードの面白さが詰め込み過ぎで、薄味に感じてしまうのだ。
ドラマとしての完成度を考えると、ちょっとしたカットの尺を調整したり、数カット増やすことでの描写の深みを出すとグッと面白くなると思う。
あとがき
現代との時代背景の違いを上手に感じさせながら、現代にも伝わる主人公の情熱や優しさを丁寧に描いているので、誰が見ても主人公を応援したくなるようなドラマになっていると思います。あと少し視聴率を上げるなら、キャラや物語の楽しさに、描写での奥行きをプラスすることだと思います。
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