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アルジャーノンに花束を (第6話・5/15) 感想

アルジャーノンに花束を2015

TBS系『アルジャーノンに花束を』公式
第6話『孤独が天才を連れてくる…蓋された心』の感想。
なお、原作小説:ダニエル キイス『アルジャーノンに花束を』は確か読んだはず。過去の映画やテレビドラマも数本鑑賞済み。


咲人(山下智久)は、ある出来事から心にふたをして理性で行動をすることを学ぶ。遥香(栗山千明)と蜂須賀(石丸幹二)は大きな成長を遂げた咲人に目を見張る。咲人は、母親の窓花(草刈民代)に手術の成功を報告して喜ばせたいと言い、遥香から住所を聞き出す。しかし、咲人が一人で窓花に会いに行ったと聞いた竹部(萩原聖人)は表情を曇らせる。遥香が慌てて窓花の家に駆け付けると、そこには取り乱した窓花だけがいた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想を書く前に皆さまにお礼を申し上げます。アルジャーノンに花束を (第5話・5/8) 感想(本家 忍者ブログ)』に102回(2015/05/16 14:04現在)ものWeb拍手を頂戴しました。皆さん、ありがとうございました。記事を書く励みになります。それでは本題へ進みます。おっと、今回は(も?)長文です。

透明感、冷静さ、知性など不思議な光を放つ眼差し

まず、今回の咲人(山下智久)の変化が、これまで描かれたものとは比べ物にならないことを上手く予感させた演出と演技が、冒頭3分過ぎの研究センター内でのやり取り。蜂須賀(石丸幹二)が遥香(栗山千明)に咲人の母親の住所を咲人に教えなさいと言うくだりだ。

「案内をする」と言う遥香に、数歩進んで「案内は要りません」と訴える咲人の眼の輝きがそれ。窓からの外光を巧みに反射させている照明と演出もさり気なくて良いのだが、これまでの咲人とは違う、透明感だけでなく、冷静さや知性まで兼ね備えた不思議な光を放つ眼差し。今週もどえらい回になりそうな予感たっぷりだ。

今回の咲人の台詞で、最も私の心にグサッときた台詞

咲人「理性の力で心に蓋をすれば良い」

今回の咲人の台詞で、最も私の心にグサッときた台詞だ。劇中に2度も登場するこの台詞は、咲人が自分の心をコントロール出来るようになったことを表す訳で、咲人の急激に成長した頭脳が心まで管理しようしている恐ろしさまで感じさせる今回のキーになる台詞だ。あの天真爛漫な咲ちゃんはもう何処にもいないのか?

今回も物語に揺さぶりをかける竹部社長が気になる

竹部「そんな簡単な問題じゃないんです」

登場回数は少ないが、どうしても竹部社長の言葉に注目してしまう。咲人を天使のような子どものままにしておき(やり)たい思う “優しい言葉” でもあり、今や咲人の最大の理解者である竹部の台詞が、今回は恐ろしい扉が開くきっかけの台詞になったのは、ドラマとして新鮮だ。

そのシーンが、正に咲人が母親の窓花(草刈民代)の家の扉を開けるシーン。ドアの向こうには、まるで『月9』の主人公ばりの咲人が花束を持って美しい笑顔で登場。笑顔の中にある種の恐ろしさを含んだその表情から繰り出された「ママ」と言う不釣合いな言葉。それを受ける窓花の驚愕の表情。もはや上質なサスペンスと言って良いかも。

心の動揺を冷静な言葉で蓋をする咲人

その夜、正気を失ったような咲人にとって、「ママ」が「母」に変わっていたのも印象的だった。そして、遥香に「良い訳なんてしないで下さい。言ったでしょ。僕は嘘が嫌いなんです」と言う咲人。騙されていたことへの悲しみや怒りを直接表現せず、心の動揺を冷静な言葉で蓋をする咲人が、とてもせつなく映った。

ついに “ロボ咲人” 登場。そして崩壊の兆候か?

そして、ついに24分過ぎに “ロボ咲人” が登場した。がむしゃらに知識を欲しがり体力をつけようとする咲人は、まるでロボットのようだった。

特に、ALGを注射される時の無表情で応える咲人が恐ろしかった。こんなシーンは、整った顔立ちだからこそ映える訳で、“俳優・山下智久” だけが演じられる白鳥咲人こその記憶に残るカットだった。

そして、その後の職場の「友だち」への “ロボ咲人” の「利用された」「騙された」ことへの強烈な攻撃(反撃)が続く。「お前は誰なんだ?」と聞く檜山(工藤阿須加)に「質問の意図が解かりません」と答える咲人。もしかすると、この台詞こそ、“ロボ咲人” の崩壊の始まりかもしれない…

学会の楽屋での、咲人と蜂須賀の意味深な会話

終盤の学会の楽屋での咲人と蜂須賀の会話も意味深だ。「怖いんです」と既に自分の頭脳の成長に追いついていない心(性格)の発達によって、社会性が損なわれつつあるのさえも理解する咲人が抱く恐怖を、論理のすり替えで「人を見下せ」と煽る蜂須賀に、不安から逃れたいのか一気に洗脳される咲人の哀れさも上手く魅せた。

ステージ袖での遥香との会話も…

続く、ステージ袖での遥香との会話も、何と表現して良いのか。成長した咲人を喜ぶべきなのか、過ちの方向へ行かぬよう導くべきなのか、きっと観ている多くの人が遥香に共感したのではないだろうか。

ラストで「アルジャーノン。僕の友だちは君だけだ」と共に実験台と生きる運命を悟っているかのような咲人の僅かな微笑みも印象的だった。さて、“ロボ咲人” の成長は続くのか、それとも崩壊に進むのか。次回の第6話からも目が離せない。

あとがき

今回は、驚きの連続でしたね。観ている時から、感想は要約するか詳細に触れるか悩みました。そして、その結果がこんな長文になっちゃいました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

それにしても、今回の「咲人の花束」のシーンを見て、改めて、今回の白鳥咲人役が “俳優・山下智久” である必然性を感じました。また、次回には今回の咲人は見られないかもしれないと言う刹那的な部分もドラマの面白さになっていると思います。次回にも大いに期待します。

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