まれ (第38回・5/12) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第7週『横浜激辛プチガトー』『第38回』の感想。
問い合わせた横浜の洋菓子店から、2日後までに面接に来るように言われた希(土屋太鳳)は大急ぎで横浜行きの準備を進める。役場の集会所では急ごしらえの送別会が開かれ、幼なじみのメンバーからも激励を受ける。夜行バスで旅立つ日の夕方、桶作家では家族が集まり、希の夢への一歩をそれぞれのせん別を持って激励する。出発の時間が近づき、能登の仲間からのせん別を大きなリュックいっぱいに詰め込み、希は能登をあとにする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「就職編」の必然性を示す最後のチャンスも逃した
描くべきことを描くべき時に描かないから、登場人物たちへの感情移入も出来ず、物語への興味関心も抱けない本作の脚本には呆れるばかりだが、今日は、「就職編」の必然性を示す最後のチャンスを逃した。どうしてこうなるのだろう???
なぜ、移住者を登場させなかったのか?
ドラマだから、朝ドラだから、ヒロインが上京する場面は大団円で描くのは否定しない。それも朝ドラらしさの1つだろうから。しかし、あそこまで「この人、居たっけ?」って登場人物まで集めて送り出すなら、希(土屋太鳳)が移住者支援で世話になった人たちが顔を見せるべきだったと思う。
大人の事情があったにせよ、ここで1人でも良いから「希ちゃん、ありがとう。私が能登を守るから」みたいな台詞を言う人が居たら、少なくとも僅か8か月で辞めた地道にコツコツな地方公務員生活を描いた(つもりの)「就職編」の必然性が見えたのに。残念を通り越して、言葉が出ない…
結局、脚本と演出が噛み合っていない
この脚本だから、演出家も考えたのだろう。冒頭で主題歌を入れずに、エンディングでBGM的に挿入したのは、それなりの効果はあったと思う。ただ、残念なのは、これが土曜日だったらってこと。
もし、土曜日のラストがこの仕掛けだったら、どんなに予告編が楽しみに映ったか。結局、脚本と演出が噛み合っていないのを露呈したようで、残念で仕方ない。
あとがき
まだまだ、主人公の存在感が薄いですね。あれこれ演出を施しても、脚本でしっかり主人公を描かない限り、このありきたりな物語の印象は拭えないと思います。
しかし、今日の15分間で、「能登編」「就職編」は完全に切り離したって(良い意味に)捉えれば、明日からは再スタートってことになります。そこに最後の望みをかけましょうか。
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