天皇の料理番 (第3話・5/10) 感想

TBS系『天皇の料理番』(公式)
第3話『あいしてるの決断』の感想。
なお、原作小説:杉森久英『天皇の料理番』は未読。過去のドラマ作品も未見。
仕事にひたむきに取り組む篤蔵(佐藤健)は、ある時、料理長の宇佐美(小林薫)に事務所に呼び出される。恐る恐る事務所に足を運んだ篤蔵だが、宇佐美から愛用のフランス語の辞書を手渡される。そんな篤蔵の前に、福井にいるはずの俊子(黒木華)が現れた。父・金之介(日野陽仁)から、別の男との再婚を命じられた俊子は、離縁する前に篤蔵の本心を確かめに来たのだった。そこに行き合った宇佐美は、初めて2人の事情を知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
篤蔵と俊子夫婦の新たな転機を力強く清々しく描いた
第1話の大袈裟さが無くなり、第2話のテンポの遅さも無くなり、第3話は篤蔵(佐藤健)と俊子(黒木華)の夫婦の新たな転機を、力強く清々しく見事に描いた1時間だったと思う。ラストの「ジュテーム」の遣い方もエスプリとユーモアのが効いた粋なシーンだった。
全体に丁寧にしっかい作り込んでるのが良い
物語全体は、少々段取りが見えすぎている気もしないではないが、帰着点が見えているドラマだからそこはしょうがないだろう。それよりも、全体に丁寧にしっかい作り込んでるのが良い。更に目を引くのは、登場人物全員の設定が実に細かく、第1話からブレずに物語を構成しているのも好感が持てる。
夢に向かって全力で挑んでいるのがしっかり見える
そして何より、料理人で成功する人間が主人公が、地道にコツコツと全力で挑んでいるのがキッチリと描かれている。主人公以外のサイドストーリーも上手に組み込んで、上手い具合に紆余曲折も描いてる。日曜日の夜に、前向きに元気になれるような本作、第3話にしてかなり良い仕上がりになったと思う。
あとがき
奇を衒わずに妙に音楽で煽らない演出も良いですね。脚本も欲張らず質実剛健って感じで悪くない。そして、俳優陣による演技もみんな個性的で、厨房のシーンなど上手に緊張感が表現されていると思います。これなら継続視聴出来ますね。いや、篤蔵の成功を見届けたい、そんな第3話でした。
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