まれ (第35回・5/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第6週『母娘キャロットケーキ』『第35回』の感想。
希(土屋太鳳)の本当の夢はパティシエに違いない、と判断した幸枝(草笛光子)は、本人に内緒で市役所に辞職願を送りつけていた。藍子(常盤貴子)は勝手な行動を繰り返す幸枝に、自分の家族に手を出さないでくれと思いをぶつける。翌日、幸枝は誰にも告げず桶作家を去ってしまった。幸枝が不在の中、徹(大泉洋)と藍子の結婚20周年パーティーが始まる。希は幸枝仕込みのキャロットケーキを藍子のために作ろうとするが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
つくり手たちは、面白いと思ってるの?
うーん、今日は途中でテレビのスイッチを切ろうと思った。その位に、徹(大泉洋)と藍子(常盤貴子)の結婚式のくだり辺りまで、某作のパクリによる既視感とそれを見せられている虚無感に苛まれた。ホント、つくり手たちは、これを面白いと、視聴者は楽しんでると考えているのだろか。
散々怒りまくっていた藍子の納得が早過ぎる
散々意味不明に母親に嫌悪感を抱き、周囲に嫌な空気をまき散らしていただけの藍子が、我が娘・希(土屋太鳳)が作ったと言う理由だけで、大嫌いな母のレシピで作ったキャロットケーキを食べ、人参嫌いの娘に敢えてキャロットケーキを作った母の愛情を再確認して、アッサリと自分が捨てられたことを水に流すのも納得できないが…
今日は語りも調子が良いのか、喋る語る補足する。大人たちも余程暇なのか大騒ぎ。まあ、目には見えない家族の思いもあるってことを描きたいのは解かるし、事実そうなっているのも認めるが、そもそもこのエピソードが必要だとは思えない。
「能登編」はヒロイン・希を描くつもりが無い
なぜなら、本作は希がパティシエールを目指す物語だから。事実、今回の15分中で希がやったのはケーキづくりだけ。そう、既に物語は次週からの「横浜編」に移行しているのだ。今一度、本作がヒロインである希の物語として捉えれば、幸枝(草笛光子)と藍子の母子関係修復もご近所さんのゴタゴタも一切不要だ。
それなのに「能登編」はヒロインに無関係の話ばかり描くだけ。いよいよ明日で「能登編」が一段落するのは助かるが、喜んでばかりはいられない。だって、視聴者の多くはヒロインのことを何も知らないし印象にも無いのだから。「地道にコツコツ」も無ければお菓子職人への夢もイマイチぼやけたまま。
これで、週明けの「横浜編」から、一気に希がパティシエールを目指話になった時の違和感は想像容易い。何とも恐ろしいことが待っているような…。怖いもの見たさで観てみるとするか。
あとがき
昨夜放送された『「LIFE!」series-3 #6“まれ”コラボSP』(公式)を偶然観たのですが、土屋太鳳さん含めて俳優さんたちが伸び伸びとコントを演じていたのが印象的でした。コントと朝ドラは違いますが、やはり『まれ』の「能登編」は演出が煽り過ぎで狙い過ぎなんですね。だから空回りするし、面白くない。
折角の良い素材を味付けで台無しにしている感じ。もちろん料理を乗せるお皿もペナペナなプラのトレー容器だから、オリジナリティーは無いし、ぎゅうぎゅう詰めにパックされて売られているから、どれがメイン料理か解からない。これが「能登編」の現状だと思います。「横浜編」は大丈夫なのかな?
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