アイムホーム (第4話・5/7) 感想

テレ朝系『アイムホーム』(公式)
第4話『僕が“熟年離婚”させた夫婦!?単身赴任のあやまち…』の感想。
なお、原作漫画:石坂啓『アイムホーム(上下巻)』は未読。また、NHKドラマ『『アイ’ム ホーム 遥かなる家路(2005)』も未見。
記憶が戻らないかと単身赴任先の町を訪れた久(木村拓哉)は、酒を飲み過ぎて以前住んでいたアパートの部屋へ。翌朝、横で寝ていた今の住人、徳山(平泉成)と意気投合した久は、彼の会社が倒産し、妻・葉子(市毛良枝)にも逃げられたと聞く。一方、久の急な外泊に恵(上戸彩)は怒りをため、良雄(高橋來)は心配する。そんな中、良雄が私立受験のためサッカーをやめると聞いた久は受験をやめようと恵に話し、激怒される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回の演出も第3話の田村直己氏か…
今回の演出も第3話の田村直己氏。脚本のせいもあるが、第4話も、演出は煽り過ぎ、話は盛り込み過ぎな印象は否めなかった。
2つの引っ掛かること
今日のエピソードの詰め込み過ぎだからこそ、気になったし引っ掛かってしまったことがる。まず、脳障害で治療中の主人公が飲酒してること。そして、昔の単身赴任先で羽目が外れたとは言え、その話をスルーして愛のお話をする医師もちょっと違和感。
更に主人公の料理づくりの場面の多さも。相当多くの記憶が欠落しているの料理の腕前は元のままってことは余程の腕自慢だってことだが、超多忙な敏腕証券マンとのイメージのギャップにも違和感が…
ただの「過去の自分探しの旅」で終わってしまいそう…
今回は、久(木村拓哉)が何となく悶々としている息子・良雄(高橋來)のお受験の是非に、徳山(平泉成)の人生観を重ね、良雄はお受験を取りやめて自由に生きる方向へ、徳山は妻・葉子(市毛良枝)とゼロからのスタートを誓い合うと言う、少々複雑で強引技で持ち込んだ楽観的なエンディング。
まあ、お受験で自分の未来を決めたくないことと、仕掛けられた倒産を受け入れ前向きに生きることを、平行に見せるのは悪いと思わないが、事故で5年間の記憶を失った久の人生よりも、徳山の人生の方が重厚で複雑のはずなのに、意外にアッサリと “久の過去” の一片として “流された” のが残念。いっそ、徳山のくだりだけで1話を作っても良かったかも。
2つをくっつけたいのは解からないでもないが、今回は安易に並列化したために、ただ複雑になっただけで、本作のテーマでもある「人生」「家族」「我が家」が軽視されてしまったように見えた。このままだと、ただの「過去の自分探しの旅」で終わってしまいそう。そんな表面的なドラマで無いように思えて仕方がない。
あとがき
基本的に “俳優・木村拓哉” の応援団の私ですが、残念ながら第3話からいつもの “キムタク” に戻りつつありますね。こうなると、ホントただの「過去の自分探しの旅」で終わってしまいそうな気がします。初回の頃の「神秘的な家路久」だからこそ面白かったのに。何とか巻き返しを期待します。
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