まれ (第34回・5/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第6週『母娘キャロットケーキ』『第34回』の感想。
希(土屋太鳳)がかつてケーキコンテストに出場したことを、幸枝(草笛光子)は一徹(葉山奨之)との会話から知る。その夜、希は幸枝になぜ藍子を置いて行ったのか尋ねる。パティシエの世界で一流になるには両方を並立させることは無理だった、と答える幸枝に、希は自分は家族がいちばん大切だと言い切る。日が替わり、市役所に出勤した希は、上司の博之(板尾創路)に呼び出されるが、その手には「辞職願」が握られていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
希をおバカさんに見せちゃダメでしょ
デジャヴか?確か、第16回でロールケーキ甲子園の審査員・池畑(小日向文世)に言われた「家族の美味しい笑顔のためにじゃ、プロになれない」ってくだりがあった。そして、今回の希(土屋太鳳)と幸枝(草笛光子)の問答でも、また希は同じことを言って却下されるくだりが描かれた。
ネタの使い回しも如何なものかと思うが、気になるのはこの一件で希の学習能力が乏しいことが見えちゃったこと。何度言っても同じことを繰り返すおバカさんってことが見えちゃった。それも物語が本筋に入る前に。
お蔭で、この先どんどん希が進化・成長したとしてもぜーんぶ嘘っぽく見えちゃう。一番やっちゃいけないことをやっちゃった…
魔女姫人形の語りの汚名返上のチャンスだったのに
今日の徹(大泉洋)と幸枝の会話の中で登場した「魔女姫人形」だが、もっと上手く扱えば物語に深みや神秘性や面白さを添えることが出来たのに、なぜあんな含みのある幸枝の顔のアップのあとに、「辞表(退職願だと思うが)」を送り付けるシーンへ直結しちゃうのか。
今回こそ汚名返上の意味も込めて「魔女姫人形」の語り(戸田恵子)と人形を登場させて、強引に「辞表」を出したくなった心境の変化を丁寧に描いた上で役所で大騒ぎになれ良かったのに、今度も無駄に理由を明日に引っ張る作戦。どうせ、それ程期待していないのだから、時間軸通りに地道にコツコツ描くだけで良いのに…
あとがき
怒りんぼキャラの藍子(常盤貴子)の豹変ぶりにも驚いたし、相変わらず劇中のシーンは若者で溢れ人口密度が高い過疎の村にも笑うしかないです。予想通り、希は市役所を辞めて一子と上京してお菓子学校入学ですね。地道にコツコツの欠片も無かった第34回でした。
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