マザー・ゲーム~彼女たちの階級~ (第4話・5/5) 感想

TBS系『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(公式)
第4話『姑のモラハラと耳栓夫…父親の存在意義とは?女達の光と影』の感想。
幼稚園のイベント「親子フェスタ」が迫る。希子(木村文乃)は、聡子(長谷川京子)をリーダーに、スモックや袋物を手作りして販売するチームに参加。作業のため聡子の自宅に集まった希子たちに、夫で開業医の正輝(桜井聖)が差し入れをし、一同は素敵な夫婦だと称賛する。そのころ、毬絵(檀れい)に預けていた陽斗(横山歩)は、フネ(室井滋)の塾にいた。迎えに行った希子に、フネは特待生として歓迎すると言って入塾を勧める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
聡子を中心に描きつつ、群像劇として良い仕上がり
やっと、これまでボヤーとしか描いてこなかった表でも裏でも暗躍する女・聡子(長谷川京子)の話になった。ただ、今回は聡子の人間性をきちんと描くためにそれなりの尺を割きつつも、他の母親たちとのバランスが良く、群像劇として良く仕上がっていたと思う。
基礎を構築する脚本家と話を膨らませる脚本家の妙
特に今回も感じたのは2人の脚本家のリレーが成功したこと。前回で書いた通り、第1話と第3話担当の荒井修子氏がしっかりキャラをつくり、第2話と第4話担当の武田有起氏がきっちり群像劇をつくるスタイル(だと想像している)。
今回も前回からちょこちょこ登場していた希子(木村文乃)の元夫・秀徳(岡田義徳)の明るさや、脇役の使い方も冴えていた。メインライターとサブと言う主従関係でなく、基礎を構築する人と、話を膨らませる人と言う関係性が意外と上手く言っていると思う。
「ハッキリ言わせて頂きます」は何とかならないか?
さて、問題は希子の「ハッキリ言わせて頂きます」の見得を切るシーンの描き方。ウザくてクドくて騒々しくて偉そうで、男の私が見ても「ムッ?」と思うのだから、女性たちの中にはかなりの嫌悪感を抱く人も多いのでは。
せっかく、ラストの見得を切るシーンまでは、希子の強引さがかなり影を潜めて、ウザさも薄まっただけに、ラストだけでももう少しお手柔らかに仕上げたら、全体のバランスも良くなるし、客を選ばない作品になると思うのだが…
あとがき
群像劇として面白く仕上がってるなと思います。ただ、記事にも書いた「ハッキリ言わせて頂きます」のくだりがホント、ウザい。あそこを変えたら一気に視聴率が上がると思うんですけどね。らしさと言えば本作らしさなので、どうなりますか。次週に期待します。
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