まれ (第32回・5/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第6週『母娘キャロットケーキ』『第32回』の感想。
藍子(常盤貴子)の母・幸枝(草笛光子)は日に日に能登になじんでいくが、幸枝に反発する藍子は、そんな状況がおもしろくない。一体何があったのか理由を尋ねる文(田中裕子)たちに対して、徹(大泉洋)は、幸枝が藍子の幼いころに家族を捨てフランスに菓子の修業に行ったことが原因だと答える。希(土屋太鳳)は、能登に腰を据えたいという幸枝に、藍子との仲直りのためケーキを焼いてほしいと願い出る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
いつも同じ展開、そして、あまちゃんパクリ…
どうやら幸枝(草笛光子)が藍子(常盤貴子)らの居場所を知ったのは、徹(大泉洋)が年1度連絡していたかららしい。まあ、何とも面白くないオチ。それに今日も怒ってばかりの藍子にも飽きてきた。そして、また延々と徹と藍子の昔話に、幸枝の人柄説明。いつも同じ展開、あまちゃんパクリ、ホント飽きてきた。
公私混同なんてしてないだろ?
わざわざ台詞で「公私混同」と入れる時は、そうでないから台詞で書くと言う脚本家の確信犯の仕業。だって、幸枝が移住すると言い出したことに関わるのは、あくまで “私事” で “仕事” でない。と言うか、希(土屋太鳳)は「ほかの人のために」とか言ってるが、やってることはすべて “私事” ばかりなんだから。
「地道にコツコツ」と仕事をする希を描かない?
なぜ、もっと公務員の仕事、移住者支援を真正面から描かないのだろう。それも「地道にコツコツ」と仕事をしている希を。これ、昨日書いたように、今週末で幸枝が勝手に退職願を出して希をお菓子の世界へ引きずり込むような気がしてきた。でなければ、普通、仕事を描くでしょ、就職するくだりまで描いたんだから。
若者でいっぱいの過疎地、広くてきれいな住居セット
それに、今更だがこれは映像的と言うべきか、見た目にと言うべきか、大きな違和感がある。それは、そもそもこの輪島の町が移住者を求めるような過疎地域に見えないこと。今日のラストだって元気な若者でいっぱいだし。住居のセットもどれも広々としていてきれい。
現実味の薄い映像の中で、既視感ありでパターン化したお話。特徴的なのはキャスティングだけ。もっと地道にコツコツと “本作らしさ”を描いて欲しい。
あとがき
希、ホント仕事してませんね。今日はちょっとデスクに就いていたけれど。もしかし本当に、来週には公務員を辞めて菓子職人の道を歩き出しそうですね。それと同時に藍子と幸枝も仲直りしちゃう。だったら、高校生活と就職のくだりは何だったんでしょう???
『まれ』が終わったら、いきなり『マッサン』が映ったので驚きましたが、『マッサン総集編 前編 Dear Mother~縁は異なもの』の放送だったんですね。誰が主人公か解からぬまま終わった迷作『マッサン』。でも『マッサン』は、マッサンとエリーは中心に描かれていましたから、本作よりずっとマシ。朝ドラ、どんどん劣化するんですかね。
それにしても、この総集編の編集、上手くやってますね(苦笑)
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