アイムホーム (第3話・4/30) 感想

テレ朝系『アイムホーム』(公式)
第3話『僕は義父を殺した!?涙の真相!!』の感想。
なお、原作漫画:石坂啓『アイムホーム(上下巻)』は未読。また、NHKドラマ『『アイ’ム ホーム 遥かなる家路(2005)』も未見。
香(水野美紀)と離婚したことをうっかり忘れて彼女の父・和也(寺田農)の七回忌に参列した久(木村拓哉)は、彼女の妹・祥子(蓮佛美沙子)に驚かれる。親戚の間では、久は元上司の和也の地位が転落した途端に離婚して、和也を死に追いやった悪人だと噂されているのだ。それを知って驚く久。その話を耳にしたすばる(山口まゆ)も動揺する。そんな中、久は仕事で良雄(高橋来)の運動会に出られなくなるが、恵(上戸彩)は不満を口にしない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回はちょっと煽り過ぎ、作り過ぎじゃないの?
基本的に “俳優・木村拓哉” の応援団の私だから偏った意見にならざるを得ないのだが、今回はすんなりと面白かったとは言えない、少々残念な1時間だった。その理由は、演出が全体的に視聴者を煽り過ぎで、折角の脚本が作りもの臭さが際立ってしまったことだと思う。
言い換えると、過去の2話は「自分探しのヒューマン・ドラマ」だったのに対して、第3話は「真実を追求するヒーロー・ドラマ」になった感じ。主人公に “癖” を付けてキャラを誇張し、シーンを必要以上に行ったり来たりしてドラマチックに魅せる、テレ朝お得意の、そして「木曜ドラマ」らしい仕上がりってこと。
演出家の違いで、こんなに変わるのか?
なぜこんな急に路線変更したかのように仕上がったのかと思ったら、演出担当がこれまでの七髙剛氏から田村直己氏にリレーしていた。そりゃあ『遺留捜査』『スペシャリスト』から『ドクターX ~外科医・大門未知子~』『信長のシェフ』に変わったのだから当然だ。“俳優・木村拓哉” のせいじゃないと添えておこう。
ストーリーは相変わらずに面白い
ストーリーそのものに目をやると、香(水野美紀)の離婚の真相を知り、記憶を失う前に最低男だったことを徐々に理解していく久(木村拓哉)の苦悩や惨めさや哀れさ、恵(上戸彩)と良雄(高橋來)との生活に必死に馴染もう、取り戻そうとする久の健気さや正直さが見えてきて、面白かった。
もっと登場人物の人間性を楽しめる工夫が欲しい
第3話は(自分的には)イレギュラー回として、今後に期待したいのは、自分探しの物語ではあるものの、視点を変えれば過去を小出しにしているに過ぎない。これでは登場人物たちの人間性を楽しむには少々物足りない。今回のラストのようなサスペンス&スリラー要素も取り入れても良いかもしれない。
あとがき
今期期待の1本であり、新しい “俳優・木村拓哉” が観られるドラマだっただけに、今回の仕上がりはちょっと残念でした。
次回に期待します。
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