まれ (第25回・4/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第5週『情熱ミルフィーユ』『第25回』の感想。
就職して半年。輪島市への移住希望者に向けた能登体験ツアーを担当する希(土屋太鳳)は、都会から訪れている参加者たちに能登の魅力を紹介するため各所を案内する。そのなかの1人、安西(六角精児)は輪島塗に興味を持ち、もっと深く知りたいと希に相談をする。能登を気に入ってもらいたいと一生懸命な希は、輪島塗のことを安西に伝えてほしいと、塗師屋の弥太郎(中村敦夫)の孫で、修業中の圭太(山崎賢人)に持ちかける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
もはやドラマよりも能登半島PRドラマの様相
「今週こそは」と願い続けて早5週目。その月曜日の冒頭が、誰がどう好意的に捉えても『あまちゃん』のパクリかはたまた劣化版でスタートするとは想定外の出来事だった。もはやドラマよりも能登半島PRドラマの様相だ。それならそれで事前報告してもらえれば、チャンネルを合わせることも無いのに。
このドラマを石川県、能登の人たちは好意的に受け入れているのだろうか。地元が全国に知られるのは嬉しいし、ロケ地になるのも幸せなことだとは思うが、観光案内が前面に出て、ドラマの内容がすっからかんではPR効果も薄いと思うが。まあ、真面目に語るようなドラマでないか…
もう「朝ドラ」と言わず「浅ドラ」と改名しよう
そして、相変わらず横にも奥にもごちゃごちゃした構図のカット割り。賑やかなのを演出しているのだろうが、朝から暑苦しいったらありゃしない。その上、主人公の夢の話は置き去りのまま、脇役の恋バナで15分の半分以上終了。
内容が無い訳では無い。恋バナを描くなとも言わない。脇役の恋バナだって主人公が蚊帳の外だとも言わない。ただ、漆塗りって脇役・圭太(山崎賢人)の夢。で、肝心のヒロインがやったのは、漆の重ね塗りに見立てたミルフィーユづくりって、小学生レベルの浅はかな発想。もう「朝ドラ」と言わず「浅ドラ」と改名したらどうかと思う。
ヒロイン自ら脇役の夢を称賛しちゃあダメでしょ
今日の15分で完全にノックアウトを食らったのが、最後のこの希の台詞。
希「日本一の職人になりたい。口癖なんですよ」
ついに、ヒロインが脇役の夢を解説しちゃった。それでなくても先週中盤からヒロインの「パティシエールを目指す」夢は影を潜めてるのに、自ら脇役の夢を称賛しちゃあダメだろう。でも、もうダメなんだ、きっと本作は。
もうこうなったら、圭太でも一子(清水富美加)でも、誰でも良いから「夢」を描いて欲しい。まさか、劇中の若者たちの「夢」が「恋」なんてことはないだろうから。おっと、ヒロインの夢は圭太との恋になりそうな気配は感じるが。そうならぬうちに、群像劇にしておいた方がマシだと思う。
あとがき
絶望的な方向に進んでるような気がしてなりません。だって、作家がヒロインを、ヒロインの夢を描こうとしないのですから。だったら、圭太や一子の夢を描けば、希の夢も必然的に描かざるを得ないかなと思う訳です。
そう、圭太と一子にはヒロインを盛り上げる真の意味での脇役になって頂くってことです。さあ、篠崎絵里子先生に出来るかな???
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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