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アルジャーノンに花束を (第3話・4/24) 感想

アルジャーノンに花束を2015

TBS系『アルジャーノンに花束を』公式
第3話『超知能への手術!世界一好きな人の為』の感想。
なお、原作小説:ダニエル キイス『アルジャーノンに花束を』は確か読んだはず。過去の映画やテレビドラマも数本鑑賞済み。


遥香(栗山千明)の推薦で被験の候補者になった咲人(山下智久)は、検査を受ける。咲人は条件を満たすが、蜂須賀(石丸幹二)は結論を先延ばしに。柳川(窪田正孝)と檜山(工藤阿須加)は、咲人が手術を受けるかもしれないと知り、心配する。そんな中、梨央(谷村美月)が咲人を訪ねてきた。柳川らは、障害を知りながらまた咲人とデートしたいという梨央の真意が分からない。梨央は人混みが苦手な咲人を別荘に招待する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

知的障がいを扱うのにファンタジックな描写が良い

梨央「ずっと子どもの心のまま?」
檜山「良くも悪くもな」

ついに、本作の本題に迫ってきた台詞。これから高速に知能が発達する咲人(山下智久)が苦悩しなければいけない「子どものままの心」。

この肝心なキーワードを、柳川(窪田正孝)らの楽しい別荘でのシーンでさりげなく伝えたのが良かった。これが本作らしい知的障がいを扱うのにファンタジックな描写。私は良いと思う。

今回は「切なさ」に加えて「微笑ましさ」が魅力的

また、第3話から「切なさ」に加えて「微笑ましさ」が魅力的に描かれた。先の別荘でのくだりや、梨央(谷村美月)の胸を触っても反応しない咲人、別れ際の遥香(栗山千明)を「抱っこしたい」と言ったり胸を触り、何かを感じたような無いような。

もちろん、「微笑ましさ」は「子どものままの心」が投影したものだ。悲しいだけでないのが本作らしい。

「遥香は世界で一番好きな女の子」

そして、今回のクライマックス、咲人が手術室を飛び出して行くくだり。幼い頃の母との決別の記憶、遥香からも捨てられたのでは?と思う淋しさ、咲人の知らぬうごめく大人たちの事情。しかし、咲人は傷だらけの素足で遥香の家を訪れる。

咲人「遥香に会いたい。いっぱい会いたいよ。
        ドキドキ。ドキドキ。ドキドキね。
        ボク解かりました。これ遥香。
        遥香は世界で一番好きな女の子」

以前は、ただのインクにしか見えなかったロールシャッハ・テストを指さして、想像力を垣間見せた咲人。ここでの咲人が今回最も「切なさ」と「微笑ましさ」を上手く表現したと思う。もう、“俳優・山下智久” を超えて、そこにいるのは咲人だった。

不安要素は、望月遥香の存在も描写も中途半端

咲人のこれまでも、これからも続くであろう苦難と明るい未来を描く物語として、若干不満要素がある。望月遥香の存在も描写も中途半端なことだ。原作等との比較は控えるが、遥香は咲人の遅い初恋の相手になる(はず)の女性だ。だから、もっと遥香と咲人を一緒の画面で描くべきなのだ。

なのに、本作は咲人は咲人と仲間たち、遥香は遥香とその同僚たち、のように二分化して描いている。これでは本作が本題に突っ込んでいく時にぼやけてしまうはず。もっと実験対象としても人間としても遥香が咲人に積極的に関わるように描いた方がいい。それは咲人の仲間たちの出番を多少削ってもだ。

あとがき

今回は、手術前なのに、遥香との関わりで咲人の情緒的な部分が少し変化したことを描いた、とても重要な回でした。しかし、上で触れたように遥香が咲人に積極的に接触しているのが描かれないので中途半端になりました。そこが何とも残念。梨央のくだりももう少し精査する必要がありそうです。

それにしても、“俳優・山下智久” が演じる白鳥咲人が良いですね。切なさとファンタジーの世界を上手に魅せてくれています。次回はいよいよ術後の咲人が登場。どう変化しているのか目が離せませんね。
今回は翌日に感想を書けて良かったです。では、遅番の婚礼の仕事に行って来ます…

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【これまでの感想】
第1話 第2話

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