マザー・ゲーム~彼女たちの階級~ (第2話・4/21) 感想

TBS系『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(公式)
第2話『女の幸せは何で決まる?隠された素顔と母の涙』の感想。
ダムへの遠足が現地集合と知り、慌てる希子(木村文乃)を、毬絵(檀れい)が自分の車で行こうと誘う。一方、みどり(安達祐実)は広告代理店に勤務時代、娘・梨香(矢崎由紗)を保育園に通わせていた。由紀(貫地谷しほり)によると、みどりのキャリアと能力が気に入らない母親たちが、何かにつけ‘保育園育ち’を持ち出すという。ある日、路上で梨香と父親・修平(丸山智己)に遭遇した希子と陽斗(横山歩)は、ホームパーティーに招かれる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
正常進化で群像劇になったが、違和感もある…
第1話で、4人のセレブママたちと主人公・希子(木村文乃)の対比を丁寧に描いた本作。さて、第2話は益々群像劇化が深まったって感じ。もちろん、タイトルに「彼女たち」とあるのだから正常進化なのだが、ちょっと違和感を覚えてしまった。
希子が群像劇の中にいるようにあまり見えない
例えば、第2話のメインは、みどり(安達祐実)なのだが、みどりと対峙しているのは残りのセレブママ3人で、その“ドロドロ”はそれなりに面白く描けていた。
しかし、前回同様に希子(木村文乃)は(外野的に)別の立場から彼女らに関わっているだけ。従って、群像劇と言っても希子が群像劇の中にいるようにあまり見えないのだ。
共感し難い希子の態度が、蚊帳の外に見せちゃう
その理由は簡単。今回で言うなら、集合時間に遅れるくだりの共感し難い希子の態度だ。新参者なのにすべて自分の中の正義感と常識を振りかざして、品が無くガサツでつっけんどん。いつもヒステリックに何事にも突っ掛ってくるだけでは共感し難いから、希子だけが蚊帳の外に見えちゃうし、見たくなってしまうのは当然だ。
仮面を被ったセレブママ4人の偽りの人間関係は面白い
ただ、“蚊帳の外の希子”を良い意味で捉えれば、セレブママ4人では、仮面を被った偽りのドロドロとした人間関係を上手く魅せてきている(これから本心や真相は小出しにされるのだろうが)。
だとしたら、あとは希子の明るさで、コミカルさと爽快さを描けば、意外とバランスが取れるかも。そのためには、ちょっと希子のキャラを人懐っこさ加えるとか?
あとがき
『コミカル×ドロドロ×爽快感』を織り交ぜたいのは解かりますが、今のところは主人公の性格がコミカルと爽快感とは掛け離れちゃってますね。
上に書いたように、元気で威勢が良いのと、ガサツでつっけんどんは、演出も演技も紙一重的な難しい部分。そこを乗り越えて親しみやすい主人公にしたら楽しく観られると思うんですが…
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【これまでの感想】
第1話
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