まれ (第20回・4/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第4週『さよなら桜もち』『第20回』の感想。
塩田をつぶしてカフェを開きたいと打ち明けた哲也(池内博之)。そんな息子に対し元治(田中泯)と文(田中裕子)は、態度を硬化させる。翌日、希(土屋太鳳)は移住希望者として市役所を訪ねた哲也に、元治の塩田にかける思いを伝え怒らせてしまう。上司に公私混同するなと指摘され落ち込む希は、仕事後みのり(門脇麦)と会い元気を取り戻す。夜になり桶作家に帰った希は、哲也の家族が泊まる部屋から聞こえる会話にあぜんとする
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これで、本当にヒロインと呼べるのか?
うーん、今日も困った。主人公の希(土屋太鳳)は桜餅を食べて、また仕事で失敗して、元カレ?を親友に取られて、友だちと名刺交換して、盗み聞きしただけで終わってしまった。仕事もろくにせず、お菓子を食べてるだけ、そして何となくあちこちに首を突っ込んでる風なヒロイン。これ、本当にヒロインと呼べるのか?
塩田だ、カフェだ、にピンとこない
前回から塩田だ、カフェだと、何気にシリアスで如何わしい元治(田中泯)ら親子のエピソードが続いているが、どうもピンとこない。これまで塩田なんて描かれたのはほんの少しだから、私には塩田にもそれ程興味を持っていないし、『あまちゃん』の二番煎じ的に「カフェ」の話が出ても、唐突過ぎて付いて行けない。
既に「意味の無かった3週間」ではあるが、そう言わざるを得ないのは、本作が「塩田」を、そして「塩田が輪島の観光要素」であることを、中途半端にしか描いてこなかったからに他ならない。もっと「輪島らしさ」を押し出して、脚本を書き演出していたら、このエピソードの受け止め方も大きく違ったろうに。
ヒロインが「地道にコツコツ」頑張ってる姿を描け
先に書いた通り、ヒロインはあちこちに顔を出しているが、肝心の公務員生活では、ちっとも「地道にコツコツ」仕事をしていない。高校生気分で桜餅を職場に持って来たり、移住者向けの知識もまだまだ。
もう、ヒロインがパティシエールを目指す物語なのは、暫く忘れることにするから、どうかヒロインが「地道にコツコツ」努力をして、新人公務員として汗水流して頑張ってる姿を描いて欲しい。
第4週目にして崩壊しつつある今こそ希を描くべき
そして、昨日今日と観ていると、実に話が散漫過ぎる。希の友だちのこと、元治の家族のこと、希の父のコントなど、もはや群像劇とは言えないレベルまで、バラバラ状態。だからこそ、その間に希が仕事で頑張る姿を描けば良い。
とは言え、哲也(池内博之)一家が戻って来たから、明日と明後日は津村家が引っ越す話でダラダラするだけだろうが。
あとがき
輪島観光や「困った人のため」など、何となく耳触りの良い台詞が飛び出しますが、その続きが無いんですよね。今日の圭太(山崎賢人)のくだりも名刺交換もそう。書くエピソードがバラバラに進行しているだけって感じ。
せめて、その中心にヒロインがいれば良いのですが、そうでもない。だから、ヒロインを描くしかないと思います。
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