まれ (第19回・4/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第4週『さよなら桜もち』『第19回』の感想。
希(土屋太鳳)の市役所での社会人生活がスタートした。移住者をサポートする部署に配属され張り切って業務に当たる希だが、親切心が裏目に出てしまい、上司に叱られてばかり。一方の父・徹(大泉洋)は清掃員として市役所で働くが、希には言い出せずにいる。そんなある日、元治(田中泯)と文(田中裕子)の一人息子・哲也(池内博之)が家族を連れ東京からやってきた。喜ぶ元治と文に、哲也は能登に戻りたいと切り出すが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「夢にもがいた」「新たな挑戦」ってホント?
「一時は、ケーキ職人への道に進むことを夢にもがいたものの、
家族のために藍子のために
子供の頃から目指した公務員の仕事を選んだのです。(中略)
さあ、希の新たな挑戦の幕開けです」
ナレーションで微妙に軌道修正するのは毎度のことだが、今回はかなり挑発的。まず、「夢にもがいたものの」と来た。既に3週間毎日観ているが、それらしき描写は一夜漬け的なロールケーキのコンクールで負けたこと位なんだが。それ以外は、みんなに「美味しい」って喜ばれていた印象しかないし。
その上、「新たな挑戦の幕開け」とも来ちゃった。今までの挑戦らしき挑戦は「就職試験」位なもんだし、それも猛勉強した気配は無くアッサリと合格。そんな状況での新たな挑戦とは何なんだろう?まさか、職場でケーキを作って大活躍なんて話では、「新たな」が聞いて呆れるぞ。
ただ、和菓子の不得手な希(土屋太鳳)が、第4週のサブタイトルにある「桜餅」の隠し味を見つける程度の事って気がするのは私だけだろうか。是非、市役所で、部署で、地方公務員として挑戦する姿を描いて欲しい。まあ、期待ハズレになる可能性が濃厚だが…
若者が職業を選ぶ物語なのに、職業差別を感じる
そして、今日一番違和感を覚えたのが、希が配属された「移住定住班」と言う設定。確かに東京住まいの経験を活かせる職場だと思うが、希とその一家は桶作家の居候、下宿人、仮住まいのはず。その人が「移住定住班」? 他人の世話をする前に、自分の足元を固めたら?と思うのは、ヒロインに厳し過ぎるだろうか。
それに、清掃員を見下したような描写もたいへん気になる。若者が職業を選ぶ物語なのに、「地道にコツコツ」と言いながら(そう言えば、最近この台詞が登場しなくなった?)、ケーキ職人の夢は博打みたいで、地方公務員は生活のためだみたいな価値観に、とても職業差別を感じるのは、不確定要素ばかりのフリーランスの私のヒガミか?
あとがき
塩田でカフェとか、また「あまちゃん風味」を盛り込んできましたね。もう、友だちも、家族も、ご近所さんの話は置いておいて、ヒロインの職場での新たな挑戦を魅せて欲しい。ただただ、それだけ。
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