アイムホーム (第1話・4/16) 感想

テレ朝系『アイムホーム』(公式)
第1話(初回15分拡大版)『ただいま!壊れかけた家族…仮面の妻との夫婦生活!?』の感想。
なお、原作漫画:石坂啓『アイムホーム(上下巻)』は未読。また、NHKドラマ『『アイ’ム ホーム 遥かなる家路(2005)』も未見。
証券会社のサラリーマン・久(木村拓哉)は、ある事故により直近5年間の記憶が曖昧になり、脳外科医の筑波(及川光博)から高次脳機能障害だと告げられる。仕事もままならず花形の第一営業部から閑職の第十三営業部に異動した久は、妻・恵(上戸彩)と息子・良雄(高橋來)に対し愛情が持てない上、彼らの顔が「仮面」に見えて、戸惑う。その一方、久の心には前妻・香(水野美紀)と娘・すばる(山口まゆ)への愛情が残っていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
キムタクが主人公に変身、仮面母子まで見事な“ツカミ”
メインタイトルまでの所謂“ツカミ”が見事だった。いつものように颯爽とスーツで登場したキムタクが、爆発事故で一瞬で本作の主人公・家路久へ変身。その後、体調が回復し、以前の仕事や家族関係までテンポ良く見せて、メインタイトル直前に「仮面母子」が登場してドキッとさせるまで、ピッタリ10分。
物語のすべての初期設定をきっちり見せた上に、主人公・家路久のキャラまで紹介。更に言うなら、これまでの“俳優・木村拓哉”とは一味も二味も違ったドラマであることへの予感まで魅せた、見事な“ツカミ”だった。
かなりしっかししたドラマが期待できそう
さて、物語については原作未読、事前情報もほぼ無しで鑑賞した。少し話がずれるが、私は人の顔を覚えるのが苦手だ。もちろん病的ではないが、以前から相貌失認(失顔症)には以前から興味関心があった。だから、本作の冒頭で仮面母子が登場して驚いたのだ。
物語は、事故の後遺症で、妻・恵(上戸彩)と息子・良雄(高橋來)の顔が仮面に見えてしまい、表情も感情も読み取れずに、自分が家族を本当に愛しているのか苦悩する主人公が、5年前に離婚した前妻・野沢香(水野美紀)と娘・すばる (山口まゆ)の記憶は残っており、彼女たちへの愛着がわき始める。
今回、手元の10本の鍵の内の2本で、2つの過去を見つけた家路久。どうやら残りの8本の鍵を頼りに、自分探しの旅に出るようだ。そして過去の自分に出会う。そんな自分を見つめ直す過程を描くドラマらしい。妙なサスペンス調な煽りも無く、主人公が物語をけん引し、無駄のないエピソードと、かなりしっかししたドラマが期待できそうだ。
“俳優・木村拓哉”の進化形を見た
そして、やはり触れておかなけれならないのは、“俳優・木村拓哉”の進化形を見ることが出来たのは本作の大きな特徴だ。これまでの“ザ・キムタク”とは明らかに違う自然体の1人の男・家路久しか、本作にはいなかった。記憶喪失なのにどこか明るく前向きでコミカルな面もある、そんな主人公を上手く魅せたと思う。
また、共演者たちも奇を衒った感じがなく、脇をしっかり固めていた。「仮面」と言うアイデアも面白い。如何にも映像的で見ていて飽きない。本作は、今期の中で最大の掘出し物かもしれない。
あとがき
フジテレビからテレ朝に代わって、これまでの“俳優・木村拓哉”とは違ったものを見られて良かった、そんな第1話でした。脚本も演出も丁寧ですし、俳優陣の配役も上手く、あまり既視感が無いのも良かったです。これは、継続視聴決定と言って良いと思います。次回に期待します。
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