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映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
映画 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 公式)を本日公開初日に劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら70点にします。


ざっくりストーリー

今でも世界中で大人気のスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになったが、シリーズ終了後20年、その役を演じた初老の俳優リーガンは仕事も家庭も失っていた。

そこで、彼は再起を賭け、レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』の脚色・演出・主演でブロードウェイの舞台に立とう挑んでいた。

だが、共演者マイクの困った才能や、薬物依存で疎遠だった娘との深まる溝、評論家たちの酷評によって、どんどん精神的に追い詰められていく。更に、舞台の役柄に自身を重ねながら、自分の中の「超自我」的分身の「バードマン」に煽られ、心身ともに窮地に追い込まれていく…

大きく評価が分かれる作品かも?

本作ほど評価が難しく分かれる作品も、最近珍しいかもしれない。物語の骨格は仕事も家族も失った老いた男が、再び仕事で成功を願い、家族との絆を取り戻したいと言う、50歳過ぎの男が主人公の普遍的で古典的なものだ。

しかし、本作最大の個性的な面白さは、その初老の男の一世一代の“人生リベンジ”に、自分自身の内面にある超完璧を目指そうとする“超自我=スーパーエゴ”が「バードマン」の豪快で幻想的な姿で現れ、現実の自分にツッコミを入れることだ。

ただ、本作最大の難点は、そのツッコミが日本人が不得手なアメリカンジョークだったり、アメリカの演劇界や映画業界批判に結び付く皮肉だったりして、その分野に興味関心があったり精通してないと、本作の本質的な部分が伝わり難いこと。だから、解かる人は絶賛するし、そうでない人は騒ぐほどでないってなる…

本作の世界観を決定づける撮影と編集技法はお見事

もう1つの本作ならではの面白さに、撮影と編集技法がある。多分、物語自体は1週間程度の話なのだが、それを1カットで見(魅)せてくること。もちろん119分間の作品を1カットで撮影なんて不可能なのだが、計算し尽された撮影と編集によってそう見える。映画としてそう作り込んでるのもスゴイことなのだが…

この撮影と編集技法によって、主人公の現実と妄想の区別が無くなり、もはや2時間全体が“妄想巨編”に仕上がっちゃってること。実際には何十時間も経過し、時間(シーン)も飛んでいるのに、カットが繋がっているように見えることで生まれる錯覚が本作の奇妙さに拍車をかけてる。

撮影監督は『ゼロ・グラビティ』のエマニュエル・ルベツキ。あの作品では数か所疑わしいカットが存在したが(詳しくは感想記事で)、本作ではやり切った感じ。まあ、見事なこの技法も中盤ではすっかり見慣れるが、終盤での飛ぶシーンからオチまで、再びきっちり引き込んでくれる。

あとがき

アカデミー賞作品賞だからと騒ぐほどで無いかな、と言うのが正直なところ。確かに出ずっぱりの主演のマイケル・キートンの演技は素晴らしいし、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督らしからぬブラックドタバタコメディ?に仕上げたのも面白い。ただ、脚本の掘り下げがもっと深かったら…って感じです。

でも、いい映画です。平たい表現ですけど。若い世代から年配まで楽しめる俳優さんが揃ってますし、何より「まだ飛べるんだ」って元気を貰えます。そうそう、即興演奏のドラムサウンドはグッとくること間違いなしです。
ただ、PG12指定なので、親子で行くのは止めておいた方がいいと思います。

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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