南房総地域SNS「房州わんだぁらんど」約7年半の歴史に幕
2015年4月1日午前10時、約7年半の歴史に閉鎖
南房総地域SNS「房州わんだぁらんど(http://wandara.net/)」が、昨日2015年4月1日午前10時を以って、約7年半の歴史に幕を閉じました。閉鎖したSNSを語るのも、内容的に当blogらしくないかと思いますが、これも管理人みっきーの一面であり、立ち上げから深く関わったメンバーの一人として、備忘録として書き残します。
行政に頼らず市民主体の顔の見える範囲のSNS
平成18年11月、NPO法人南房総IT推進協議会が「行政に頼らない市民自らの手で運営する南房総地域限定のコミュニケーション・ツール」として、実名登録と完全招待制を軸に運営が始まりました。房州弁の「私たち」を意味する「わんだぁら」と、「ネット上の不思議な空間」を感じさせる「ワンダーランド」を組み合わせのが『房州わんだぁらんど』の名の由来です。
閉鎖に至った3つの理由
閉鎖に至った理由ですが、大きく3つあります。1つはピーク時には1,000人近い登録者がいましたが、TwitterやFacebook等の無料で便利で利用者も圧倒的に多いネットツールの波に押されて、利用者が減少したこと。
2つ目は狭い地域内での実名登録のために、ネット上の言動とリアルな世界の言動が複雑に絡み合い、ネットとリアルの両方の人間関係に亀裂が入り易かったこと。
そして、3つ目は運営母体がNPO団体から一般市民へ完全移行出来ず、且つ運営資金がままならなくなったことです。
立ち上げメンバーの一人として、この度のサービス閉鎖はとても残念です。しかし、本業の傍ら運営委員会の仕事をやるのは重い業務でした。特に表面化しない(させないようにしてた)SNS内での様々な人間関係のフォローアップは、想像以上の重労働。NPOのメンバーのマンパワーもあり、本日の閉鎖となった訳です。
約8年間で多くの知り合いをつくれたのが財産
しかし、準備段階からの約8年で多くの仲間や友だちが出来ました。これは私にとって大きな財産です。南房総に住んでいない私が南房総にたくさんの頼れる知り合いを持てたのは「房州わんだぁらんど」のお陰です。またいつか、リニューアルして違った「房州わんだぁらんど」を再構築出来たらよいなと思います。

あとがき
閉鎖は残念ですが、運営メンバーとしては出来ることはやった、そんな感じです。南房総に住んでいる訳でもない私が10年以上前から、南房総地域おこしのために「馬鹿者、よそ者、若者(今は若くないですが)」になった一つの記録でした。
なお、兵庫県の「ひょこむ」や横浜の「ハマっち!SNS」など元気に活動している地域SNSもたくさんあります。皆さんの地域にもあるかもしれません。興味があったら探してみてはいかがでしょうか。
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