まれ (第4回・4/2) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第1週『魔女姫バースデーケーキ』『第4回』の感想。
徹(大泉洋)は、元治(田中泯)の塩田で働くことになった。希(松本来夢)は、能登で家族が幸せに暮らすため自分にできる努力をすると、地元の言葉を覚え始める。その夜、藍子(常盤貴子)は、元治は徹が仕事で失敗をしても声を荒げず人間ができていると口にするが、祭りの準備で村の仲間たちが桶作家に集まってくると元治の人格が一変。ふだんの寡黙さが消え声を荒げはじめる。そこに、祭りが中止になる恐れがもたらされ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主人公も物語の “超” が付くほど「地道にコツコツ」
第1週目は、ポジティブな感想で行こうと決めたから、まずは良いところを書こう。
とにかく正に “超” が付くほど「地道にコツコツ」と、まずは脇役を紹介、主人公・希(松本来夢)の学校と学友をも紹介、ついでに能登の美しい風景や方言と祭りと風習も紹介、もちろん希の前向きな性格も紹介しながら、取り敢えず父の仕事と家族の住まいを確保しようってことらしい。ホント、話が僅かしか進まない…
4日も続くと飽きてきた “あまちゃん風味”
それにしても、第2回の感想でも書いたこの “あまちゃん風味” はどうなんだろう。『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』と、どちらかと言えば大人向けの落ち着いた朝ドラを1年半観続けた直後は、個人的に大歓迎ムード一色だったのだが、人間慣れとは恐ろしいもので。4日も続くと飽きてくる。
ちょっと「Eテレ風」過ぎないか?
最初は元気いっぱいで目新しい合唱風で良いなと感じたテーマ曲も、声色を変えて挑んだ斬新な戸田恵子さんの語りも、4日目になると「Eテレ風」なオープニング映像と子ども番組の読み聞かせに聞こえてくる。「地道にコツコツ」の描写も、もう少し話を前に進めてよと言いたくなる。とにかく、土屋太鳳さん登場まで待つか。
「笑わせよう」と「語り過ぎの語り」が気になる
希の子供時代が終われば、上記の「Eテレ風」はかなり薄まると思うのだが、今一番気になることが2つある。1つは、笑わせようとするのは店舗を生み出す要素として良しとしても、私にはほぼすべて滑りまくっていて、演じる俳優さんたちさえ痛々しく見えてしまう。これは視聴者と演者の慣れでクリアしていくのだろうか。
2つ目は、ナレーションに頼り過ぎな脚本、と言うか最近の朝ドラの傾向。モノが喋るのは許容するとしても、今日の15分を見てもナレーションばかり。
先日放送された北陸スペシャル『まれが恋した能登~連続テレビ小説“まれ”放送直前SP』では、まれが人形に悩みを打ち明けたりするようで、益々出番は多くなる。これだけ大勢の演者がいるのだから、体を張った演技でドラマを見たいのだが。
あとがき
私は地上波で観ていますがBS放送だと、来週の月曜から超個性的朝ドラ『あまちゃん』と超個性派俳優・火野正平さんがチャリで旅する『にっぽん縦断 こころ旅』に挟まれて本作が放送されるんですよね。モナカの中の餡子が薄味過ぎないかなあ。地上波だと丁度良いですけど。
第4回ですが、私には全体的に賑やかなのは伝わりますが、楽しさが伝わってこないんですよね。それと話が、主人公がどうなる物語なのか全く見えない。そろそろネタ晴らしなり行先を少し見せてくれると良いと思います。やはりこの “あまちゃん風味” を活かすには土屋太鳳さん登場まで待つしかなさそうです。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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