まれ (第1回・3/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第1週『魔女姫バースデーケーキ』『第1回』の感想。
1994年夏。夢が嫌いな小学5年生の津村希(松本来夢)は、家族で夜逃げ同然に能登半島の小さな漁村に越してきた。ところが村役場に頼んだ空き家は大家の事情で貸せなくなったと告げられる。父・徹(大泉洋)、母・藍子(常盤貴子)は説得を試みるが、訳あり風情の一家に部屋を貸す人間はいないと言われる。そこにかつて民宿を営んでいた桶作文(田中裕子)が現れ、希の必死の願いにより数日泊めさせてもらえることになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
設定は普通、雰囲気は賑やか、有名&面白俳優総動員
いよいよスタートした。初回の印象は、設定は至って普通、雰囲気は賑やか、出演者は有名&面白キャスト総動員って感じ。まあ、夢を追いかけるヒロインとそれを取り囲む周囲の人たちの物語としては、余程奇を衒ったことさえしなければ、問題なさそう。
脇役に頼ると、ヒロイン埋没の危険性もある
脚本は篠﨑絵里子氏。最近の作品は(原作のせいもあるが)暗めの作品が多かったから、この突き抜けた明るいドラマをどう描くのかは興味がある。それと、登場人物の設定を事細かに描いちゃう癖が出ちゃうと、これだけの人数の目玉キャストでそれやったら即ヒロイン埋没の危険性も孕んでる。
主人公は端折らず、脇役は程ほどに。願うはこれだけ
個人的な好みで言うと、長丁場だから第1回くらいは静かに始まって欲しかった。いきなり次々とトラブルが発生して、わざとらしい演技の子役が事件解決しながら存在感を強調するのは、朝から疲れる。
何せ、番宣などを見る限る、パティシエの世界一を目指して都会にやってきたヒロイン・津村希が夢を諦め、故郷の石川県輪島で小さなケーキ屋を開き、再び夢を取り戻していく物語と言う単純なプロット。当然、ヒロインの言動だけで半年が持つはずは無く、脇役たちが出張ってくるのは見えている。
だとしたら、前2作のように、主人公の物語は時間経過で端折って、脇役の物語をダラダラ描くのだけは勘弁してほしい。とにかく脇役たちで魅せるのは程ほどにして、あくまでヒロインを描く、それだけは忘れないで頂きたい…
あとがき
坂道でエンストした軽トラを子ども(たち)が押しがけをするシーンにビックリしました。映像的には微笑ましく見えなくもないですが単純に危険でしょ。何となくですが、物語のために次々とトラブルが盛られ、ヒロインがただストーリーに流されていく予感がしないでもありません。
まあ、土屋太鳳さんが登場するまで様子見します。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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