マッサン (第145回・3/23) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第25週/最終週『人生は冒険旅行』【第145回】の感想。
【注】なお、本作は2/23に全撮影がクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。
1949年(昭和24年)、お酒が自由販売になって半年、ドウカの三級ウイスキー「余市の唄」は安くてうまいと大評判、マッサン(玉山鉄二)は余市の功労者としてラジオに呼ばれるまでに。そんななか、俊夫(八嶋智人)は広島に帰り亀山の酒蔵を守りたい思いを打ち明けるが、熊虎(風間杜夫)は大反対。しかし、ハナ(小池栄子)に親子の縁を切ってもいいと言われ渋々認めるのだった。そして、二人の旅立ちの日が訪れ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
どんどんキャラを整理して強引に物語を進めるのみ
そりゃあ、こうなるわな。今週中にエマ(木南晴夏)が留学して帰国して、エリーが老けて倒れて亡くなって、「スーパーエリー」の受賞式までの20年分位を1週間(正味13分×6=78分)で描くんだから、無駄な登場人物はどんどん削除しないと、新キャラ(医者かな?)を演じる天海祐希さんも控えてるし。
マッサンの数少ない成功秘話なのに語りで終了
3級酒「余市の唄」が大ヒットと語りで言われても全く実感がわかない。もはや完全に物語の舞台が工場の敷地内だけになってるのがその原因。そして今、本作で印象に残っているのはヒステリックに喧嘩し合ったエリーとエマ、それに一馬の戦死と3級酒づくりくらい。ホントは、マッサンの数少ない成功秘話なのに。
そして、エピローグとも言うべき最終週で、広島の話も切り離し、大阪はとっくに切り離され、余市の名物男も去って、あとはこじんまりマッサン家族で締めるのか。こうなるとクライマックスと言うより、やっつけ仕事の箇条書きで尻すぼみで終わるだけにしか思えない。内容が無さすぎやしないか。
最終週でもマッサン家族は冷たいまま
俊夫(八嶋智人)を広島から呼んだのはエリー(シャーロット)の手紙がきっかけ。その俊夫がマッサン(玉山鉄二)の実家の酒蔵を心配しての広島行きの決心なのに、マッサンは反対する熊虎(風間杜夫)に何もせず。実家を助けようとする年上の俊夫に冷酷すぎる。
そして、外出禁止令はとっくに解けているはずなのに、俊夫たちの見送りは今回も門の中までで終了。エリーと俊夫のハグのミニコントを入れるのなら、マッサンが自分の実家を託す思いをもっと別れのシーンに込めて欲しかった。実家の家族は先週末まで元気だったのを見ているから安心しきってるってことなのか?
あとがき
本作って、日本初のウィスキー造りへの夢と労苦とそれを支えた夫婦の信頼を描く愛と冒険の物語であり、「日本のウイスキーの父」と言われた人をモデルにしたドラマですよね。145回まで見てきましたが、そんな感じの描写ってありましたっけ?その位に内容が本筋から外れまくってます。もう何を言っても遅いですが…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
マッサンとリタ、その人生 ~ニッカウヰスキー創始者・竹鶴政孝とその妻リタの物語 (別冊宝島 2294)
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
マッサンとリタ―ジャパニーズ・ウイスキーの誕生
リタと旅する。 (フォレストブックス)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6841/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/416100717.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
1 2 3 4 5 6
第2週『災い転じて福となす』
7 8 9 10 11 12
第3週『住めば都』
13 14 15 16 17 18
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
73 74 75 76 77 78
第14週『渡る世間に鬼はない』
79 80 81 82 83 84
第15週『会うは別れの始め』
85 86 87 88 89 90
第16週『人間到る処青山有り』
91 92 93 94 95 96
第17週『負うた子に教えられる』
97 98 99 100 101 102
第18週『遠くて近きは男女の仲』
103 104 105 106 107 108
第19週『万事休す』
109 110 111 112 113 114
第20週『夏は日向を行け 冬は日陰を行け』
115 116 117 118 119 120
第21週『物言えば唇寒し秋の風』
121 122 123 124 125 126
第22週『親思う心にまさる親心』
127 128 129 130 131 132
第23週『待てば海路の日和あり』
133 134 135 136 137 138
第24週『一念岩をも通す』
139 140 141 142 143 144
第25週/最終週『人生は冒険旅行』