お兄ちゃん、ガチャ (第11話・3/21) 感想
日本テレビ系『お兄ちゃん、ガチャ』(公式)
第11話の感想。
なお、別冊フレンド2015年2月号から作画:千里みこで漫画化、連載開始予定。
ミコ(鈴木梨央)との記憶を取り戻したトイ(岸優太)。トイと四葉(原涼子)は、実の兄妹だったという確信をもつためお互いに記憶の糸をたぐる。同じ頃、レイ(宮近海斗)が過去に縛られた悲劇的なガチャであると聞いたナツコ(木内舞留)は、レイの妹を探し始める。
そして、ついに四葉もトイが自分の兄だと思い出した。ミコは喜ぶ二人を祝福するが、トイを失った寂しさにたえられず―。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
人間の愛と死と過去を真面目に楽しく描く本作
今回は最終回へのネタ振りを含めて盛りだくさんの30分。ミコ(鈴木梨央)とトイ(岸優太)、トイと四葉(原涼子)、四葉とジェントル(京本大我)、レイ(宮近海斗)の悲劇的な過去、この4つが同時進行しながら複雑に絡んで、「消去(死)」「前世(過去)」「兄妹(愛)」を本作らしく丁寧に楽しく悲しく描いた。
トイと四葉を励ますミコが力強く格好良かった
特に見事だったのは、過去にお兄ちゃんを失った四葉と四葉との記憶を取り戻したトイの苦悩を、互いに共通の記憶の糸を辿るくだり。なかなか真実に辿り着かないトイと四葉に、もはや「消去」しか行き場の無いジェントルと、真実探しに本腰を入れないトイと四葉を励ますミコが力強く格好良かった。
「(ジェントルは)四葉が幸せになる所を見たかったのよ」
「私だってそう。トイが幸せになる所を見たいから」
そしてついに、公園に埋めたタイムカプセルを見つけ、兄妹の確信を持つ。その瞬間に「消去」を覚悟したジェントルの四葉との記憶に対しての未練の表情と、タイムカプセルにスコップがコツンと当たった時のミコの嬉しくも悲しい表情も忘れられない。
トイを失った強烈な悲しみに耐えられないミコ
四葉から自ら消去される勇気を貰い、一足早く次へ進むジェントル。前向きなジェントルと反対にトイを失った強烈な悲しみに耐えられないミコ。トイの幻まで見てしまう。そして、トイとの楽しい記憶が走馬灯のように浮かんで…
「神様、助けて」
「苦しいよ。神様、苦しいよ。思い出が苦しいの。
こんなに思い出が苦しいなら、全部忘れたい」
ついにミコは禁断の記憶を消す“赤い錠剤”を飲んでしまう。一方、レイの過去の妹がミコの母・リコ(野村麻純)だったことも解かってくる。リコにはその記憶が無いのだが。
表面的にはありえない世界の兄弟の話なのに、根底にはしっかりと人間が生きていく上で欠かすことのできない愛と死と過去を描いているのが本作のスゴさだ。
あとがき
同局で放送中の『流星ワゴン』より、ずっと真面目に「肉親の愛と死と過去」の関係を掘り下げて描いていると思います。それも本作の方が笑いあり涙ありのバランスがいい。
そして、来週はついに最終回。一体登場人物たち全員がどうなるのか気が気でない。涙涙の感動作を期待してみようと思います。
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