ゴーストライター (第10話 最終回・3/17) 感想
フジテレビ系『ゴーストライター』(公式)
第10話/最終回『最終回・女王の帰還。罪深き二人の女の逆襲』の感想。
苦しいから書くのだという思いに目覚め、小説を書き始めたリサ(中谷美紀)。だが、神崎(田中哲司)らに出版はできないと断られる。そのリサから小説のデータが入ったUSBを受け取った由樹(水川あさみ)。書けなくなり苦しむ由樹はリサの小説に打ちのめされ、迷いに取りつかれる。一方、リサの手は止まることがなかった。形にすることができない作品を生み出し続けるリサと窮地に陥った由樹を目前にして、小田(三浦翔平)が動き始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最終回も最初と最後だけ見れば良かった構成か?
予想はしていたが、最終回も最初と最後だけ見れば良かった構成には、残念と言うしかない。で、今回も最初の約10分にパーッとありったけのネタを大風呂敷に広げたら、あとは、これまでの伏線を摘まみながら、中盤の40分位まで良く言えば紆余曲折。そしてラストの数分で大団円にて終了。これで良かったのか?
総括的に…
うーん、なんだろう、この中途半端感は。悲劇で終わるよりマシだが、結局は雨降って地固まる的な共同執筆で丸く収めちゃった。“娘・遠野リサ”と“母・遠野リサ”の部分はほぼ散らかしっ放し。“アラサー女・川原由樹”は田舎に全部置きっ放しって感じで。このエンディングを余韻が残ると言うべき人が楽しむドラマだったのかもしれない。
本作を最終回まで見届けたかった理由
ただ、脚本の構成やドラマ的演出法には疑問が残るが、本作を最終回まで見届けたかった理由がある。それが、(リアルな出版業界とは違うと思うが)、“物書き”と言う職業に関わる人間たちの夢や苦悩や野望や挫折が劇中の世界で丁寧にしっかりと描かれたこと。その意味では、今回のラストはバッドエンドでなくて良かった。
あとがき
良くも悪くも脚本家・橋部敦子さんの作風が全面に出た作品だったと思います。構成の妙も、必要以上に登場人物の背景を見せるのも。これらが丁寧に感じた部分もあるけれど、ダラダラと無駄に感じた個所も多い。
そして、時間経過の表現も気になりました。執筆→出版→大ヒット→次回作と言う流れが、その程度の期間がかかっているのかが見えにくかった。そこを丁寧に描けば、より登場人物たちの心の動きに深みが出たと思います。
そして最後に。あと1つくらい中盤に見所なり見せ場があったら、メリハリがついてもっと面白くなったでしょうに。でも、これが橋部脚本の作風でしょうから、好みの問題ってことでしょうね。
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