マッサン (第139回・3/16) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第24週『一念岩をも通す』【第139回】の感想。
【注】なお、本作は2/23に全撮影がクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。
1948年(昭和23年)、エリー(シャーロット)は穏やかな日々を送り、エマ(木南晴夏)は進駐軍の現地職員として頑張る毎日。そして、マッサン(玉山鉄二)は熟成15年を迎えた原酒を用いて新しいウイスキーを開発し、より安い値段で売り出そうと考えていた。そんな中、工場へやってきた出資者の渡(オール阪神)から、酒の自由化に合わせ三級ウイスキーをつくるよう命じられ、マッサンは頭を悩ますのだったが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
視聴者に足を向けたエリーにイラッ
冒頭から、カウチにもたれモノを食べながら、視聴者に足を向けて(と言いたくなる)呑気に読書する穏やかな生活のエリーを見せられると、流石にイラッとした。炊き出しと進駐軍からの収入で悠悠自適ってことらしいが、先週までの戦争は何だったんだ!と言いたい。
スーパー時間経過にも程があると思うが…
語りや文字でスーパー時間経過をするのは勝手だが、こちらはまだ脳内保管でやっと一馬の戦死を受け入れ終戦を迎えたばかり。エリー(シャーロット)も先週末の最後の最後でやっと戦時中の外出禁止と世間の風当たりの苦悩から抜け出したと理解して迎えたのだが…
本作最後の“ウイスキーづくり”の話が始まった
そして、正に取って付けたようにウイスキーの話が始まった。もういつ以来だったか思い出せない程に、本格的な“ウイスキーづくり”の話が戻ってきた。
もちろん本来なら大いに喜ぶべきことなのだが、多分この“三級酒をつくる”話が本作最後の“ウイスキーづくり”の話になるのだろう。だって、来週はついにエリーが…だから。結局、本作に於いて“ウイスキー”とは何だったのか?
マッサンは悟と初対面では?
「政春おじさん、お久しぶりです。岡崎悟、只今帰って参りました」お久しぶりなのは視聴者の方なのだが、悟(泉澤祐希)とマッサンは劇中の描写では初対面のはず。 (注)下記の追記参照
悟は早苗(泉ピン子)の葬儀では恥ずかしがって顔を出さずマッサンと会っていない。エリーは悟の出産にこそ立ち会ったが、回想シーンでの坊主頭の悟に無反応だったし…。それで一気に“後継主力候補誕生”を喜び懐かしがられても脳内保管が追い付かないのだが…
以前のブレンド教室を悟でやるべきだった
史実からもこうなることはほぼ解かっていたし、作者は最初からそのつもりだったはず。ならば、エマの初恋物語なんかに時間を費やさず、戦争を1か月以上も描く必要なんて無かった。
少年期の悟とマッサンの交流を描いて、少し前の後継者問題で一馬の名前が挙がる時に悟に繋げ、ブレンド教室をやって無事に戦場から帰還したってことにすれば普通に自然に繋がったに違いない。どう見ても一馬とエマが邪魔してる。作者はどこまで不連続テレビ小説にしたいのか?
あとがき
今週がマッサンのウイスキーづくりと後継者の話だけで終わることを祈るばかりです。そのために広島や大阪から登場人物が来て集大成になるのも良いかなと思います。
あとは、別人になったエマとエリーのヒステリックな声を聞かない週にして頂きたいです。まあ、来週のエリーのことを考えるとそんな元気はもうないか…
【追記 2015/03/17 17:50】
読者の空さまから、第85話でマッサンは悟と対面していなとの修正コメントを頂戴しました。しかし、もし初対面でないとの情報をお持ちの方は教えて頂けると助かります。
【追記 2015/03/16 16:45】
記事中に「マッサンは悟と初対面では?」と疑問文で書きましたが、読者の空さまのコメントで、初対面でないとの情報を頂きました。私自身は映像を未確認ですが、もし何話なのか情報をお持ちの方は教えて頂けると助かります。
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【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
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第2週『災い転じて福となす』
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第3週『住めば都』
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第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
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第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
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第12週『冬来たりなば春遠からじ』
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第13週『急いては事をし損じる』
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第14週『渡る世間に鬼はない』
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第15週『会うは別れの始め』
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第16週『人間到る処青山有り』
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第17週『負うた子に教えられる』
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第18週『遠くて近きは男女の仲』
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第19週『万事休す』
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第20週『夏は日向を行け 冬は日陰を行け』
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第21週『物言えば唇寒し秋の風』
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第22週『親思う心にまさる親心』
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第23週『待てば海路の日和あり』
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第24週『一念岩をも通す』