流星ワゴン (第9話・3/15) 感想
TBS系『流星ワゴン』(公式)
第9話『最終回・前!妻の本音。君を愛してる!!』の感想。
なお、原作小説:重松清『流星ワゴン』は未読。
橋本(吉岡秀隆)から旅の結末を聞いた一雄(西島秀俊)は、最期はありのままの自分で家族と向き合おうと決意。本命の学校の入試前日、広樹(横山幸汰)を誘ってデパートの屋上の観覧車に乗り込み、父親としての助言と愛情をストレートに伝える。翌日、美代子(井川遥)と神社に合格祈願に向かった一雄は、家族が今後どうなるかを話すが信じてもらえない。忠雄(香川照之)とのワゴンの旅の話に至ると、美代子は怒って立ち去る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
一雄一家の親子と夫婦の関係修復は一区切りか?
まあ、随分と思いっ切り詰め込んだものだ。流石『セミファイナル』と冠するだけある。その位、今回の1時間だけ観れば詰め込み&欲張り過ぎだが、一雄(西島秀俊)一家の部分はそれなりの親子と夫婦の関係修復について一つの区切りをつけてたと言って良いと思う。
二世代の永田親子だけでも良かったような
ただ、観終えて思うのはこう言う展開になるなら、やはり8話分は引っ張り過ぎ、いや無駄なくだりが多過ぎたように思うが。これまでの8話分から橋本親子のパートをガッツリと削って、忠雄(香川照之)と一雄(西島秀俊)一家の部分だけを2時間程度にまとめて、この第9話と最終回で2時間にして、2日連続2時間スペシャルにでも仕立てたら良かったかもしれない。
いよいよ最終回はどうなるのか?
あとは最終回のオチがどうなるか?ってことだが。一雄とチュウさん、一雄一家、そして橋本親子まで大風呂敷を広げた本作。延長無しの通常放送枠で収まるのか、その方が心配だ。
とは言え、逆に1時間で収めるなら、一雄の“妻と息子の未来を変えたい”との忠告は効果を発揮せず、美代子(井川遥)と広樹(横山幸汰)には“一雄と会った感覚”だけが残存し生活に大きな変化はないとするしかないだろう。
戻った過去の努力で未来は変わらない
結局、戻った過去でどんなに努力をしても未来は変わらないのは、橋本親子の一件で既知だから、チュウさんの努力も無になると言うことだ。だが、これでは話が終わらないから、あの過去と未来の両方に存在した「黒ひげ危機一髪」が何か役割を果たすかもしれない。作者のお手並み拝見だ。
あとがき
結局、あれこれやったが未来は変わらず。チュウさんがカズを、橋本(吉岡秀隆)が健太(高木星来)を、要は父の生き霊が息子の生き霊を大きく成長させたと言う、不思議な親子の生き霊たちのお話だったのでしょうか。
そう考えると、橋本親子が拘った“成仏”も腑に落ちますね。それも、一風変わった親子や家族の物語として実に面白い。中盤でもっとそんな感じを覗かせたら楽しくなったかもしれません。最終回、明るい未来が広がるわけではないけれど、3組の父と息子にはハッピーエンドになると良いなと思います。
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