マッサン (第138回・3/14) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第23週『待てば海路の日和あり』【第138回】の感想。
【注】なお、本作は2/23に全撮影がクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。
ハナ(小池栄子)は戦死した一馬(堀井新太)の遺品を農家に持って行き食べ物と交換してもらおうとするが、エマ(優希美青)は帽子だけは欲しいと懇願する。しかし、ハナは一馬のことは忘れ、前を向いて生きて欲しいとエマに語る。そんな時、キャサリン(濱田マリ)が突然訪れ、よく生きていたと涙で再会を祝うエリー(シャーロット)。一方、マッサン(玉山鉄二)は進駐軍にウイスキーを売るべきか一人思い悩み…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
エリーの苦悩が描かれてないのに共感できるか?
昨日の予想通りに、エリー(シャーロット)とキャサリン(濱田マリ)の英語茶番劇で始まった土曜日。
「エリーの戦争をちゃんと終わらせてやれ」こうマッサン(玉山鉄二)に言う熊虎(風間杜夫)だが、果たしてエリーがそんなに戦時中に悩んだ様子が描かれたろうか。まだ、エマ(優希美青)は初恋の相手を亡くしているし、1週間も描いたから解からなくもない。
しかし、エリーが辛い日々を過ごしたのは、外出禁止と言う台詞だけなのだが。時にエマに厳しく接し、英語で合唱したりと、かなり自由にやっていたような印象しかない。唯一あるとすれば、出刃包丁の少年くらい。この程度の描写でエリーの苦悩に共感しろとは、あまりに強引だと思うが。
歌っただけでエリーは回復、マッサンは即刻決断?
そして、ナント「リンゴの唄」の歌を2度繰り返し。それもキッチリと日本語で歌った割に、直後の手紙はまた例の英語の台詞を字幕で読ませるパターン。結局、キャサリンと歌を歌っただけで、エリーの戦争での苦悩はかーるく吹っ飛んで、「日本人を愛してる」と書いて、真っ赤なおべべでお出かけモード。
「マッサンは進駐軍との取引を始めました」で、結局、最後の最後でナレーションでこれを言っちゃう。今日の前段での熊虎との会話?マッサンも歌ったことで結論が出たとでも言うのか。ここへ来て、急に歌の効能が強すぎる。うーん、なんだろ、これ?
あとがき
予告編を観たら、進駐軍に原酒を売って三級酒を作り儲け、広島から後継者が現れるのは解かります。どうやら来週以降の残り2周で話は一気に進んじゃいそうですね。結局、戦争をダラダラと描いて、肝心のウイスキー部分はラスト2週で端折るようで。本作は一体何を描きたいのか、未だに見えてきません。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
マッサンとリタ、その人生 ~ニッカウヰスキー創始者・竹鶴政孝とその妻リタの物語 (別冊宝島 2294)
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
マッサンとリタ―ジャパニーズ・ウイスキーの誕生
リタと旅する。 (フォレストブックス)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6805/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/415583751.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
1 2 3 4 5 6
第2週『災い転じて福となす』
7 8 9 10 11 12
第3週『住めば都』
13 14 15 16 17 18
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
73 74 75 76 77 78
第14週『渡る世間に鬼はない』
79 80 81 82 83 84
第15週『会うは別れの始め』
85 86 87 88 89 90
第16週『人間到る処青山有り』
91 92 93 94 95 96
第17週『負うた子に教えられる』
97 98 99 100 101 102
第18週『遠くて近きは男女の仲』
103 104 105 106 107 108
第19週『万事休す』
109 110 111 112 113 114
第20週『夏は日向を行け 冬は日陰を行け』
115 116 117 118 119 120
第21週『物言えば唇寒し秋の風』
121 122 123 124 125 126
第22週『親思う心にまさる親心』
127 128 129 130 131 132
第23週『待てば海路の日和あり』
133 134 135 136 137