流星ワゴン (第8話・3/8) 感想
TBS系『流星ワゴン』(公式)
第8話『最終章!チュウさん流で大暴れ!!父の愛』の感想。
なお、原作小説:重松清『流星ワゴン』は未読。
【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。
橋本(吉岡秀隆)から、次が最後の場所だと告げられた一雄(西島秀俊)がわれに返ると、そこは自宅だった。そして、美代子(井川遥)がギャンブルにのめり込むのは、自分との生活に嫌気が差した末の現実逃避だと初めて気付く。忠雄(香川照之)からこのままでは何も変わらないと指摘された一雄は、澄江(倍賞美津子)との電話の会話をヒントに、今回だけは忠雄のやり方を踏襲しようと決意。自ら辞表をたたきつけ、退職金を手にする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ギャンブル、万引き、タナボタ合格でアッサリ解決?
今回のサブタイトルが『最終章!』で、次回の予告編が『ついにセミファイナル』とTBSの必死さの方が劇中の登場人物より命がけってのが一番笑える本作。今回の内容としては、家族、夫婦、親子の関係修復が、ギャンブル、万引き、タナボタ合格と、私としては何を本作は書きたいのか全く興味関心のない次元に突き進んでるわけだが…
今回を第5話に直結したら良かったのに…
それでも、第5話でタイムスリップ中の忠雄(香川照之)が死に際の自分に会うの会わないのを描いていた直前に、この第8話を直結すればそれなりの物語の連続性が保たれて良かったと思う。とにかく本作は2つの家族の話を描くからどんどん無駄が多くなる。一雄(西島秀俊)だけにしたら良かっただけでないだろうか。
橋本親子の成仏話の方が丁寧で面白いのが悩み所か?
しかし、原作を読んでいない私としては少々解せない部分もある。それが、健太(高木星来)が母の花織(中島ひろ子)に会って成仏するしないのくだりの方が、一雄(西島秀俊)の家族関係修復のくだりより正直話が練られていることだ。もしかして一雄の妻のギャンブルなどTBSの加筆だとしたら、話が余計に二分されただけのような気さえする…
あとがき
今日も後出しのように、チュウさんが成仏だ亡霊だ彷徨うだと語っていたが、その辺の劇中の辻褄の部分をちゃんと説明して欲しい。この辺の作り込みが雑だから、健太のくだりもおまけ以下になっちゃうし、チュウさんの検討も空しく見えちゃう。
TBSはタイトルばかり最上段に構える前に、ドラマを丁寧に作り込むことをちゃんと考えた方が良いと思う。話題作りして、煽って、視聴率が上がるだけで良ければいいってもんじゃない。
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