ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

マッサン (第132回・3/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』公式
第22週『親思う心にまさる親心』【第132回】の感想。

【注】なお、本作は2/23に全撮影がクランクアップしたため、当記事は、ほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や重隅突きはウザいと思う方は読まない方が良いです。


熊虎(風間杜夫)らが歌う「オールドラングサイン」を聞き、気持ちが晴れやかになった一馬(堀井新太)はついに遺書を書き始め、自分が出征した後に読んでほしいと熊虎に手渡す。ニシン漁師を束ねる熊虎を尊敬していたこと、自分が熊虎やハナ(小池栄子)に見守られ育ってきたことへの感謝、そして、熊虎の子として生まれてきて幸せだったとつづられた遺書を、熊虎は涙をこらえ読むのだった。そして、ついに出征の日の朝を迎える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

戦争を描く意味はあると思うが、本筋はウイスキー

こう言う物言いをすると語弊があるかもしれないが、どんなテレビドラマでも映画でも出征の日を描けば、それなりに最愛の家族を戦地に送り出す悲しみや、二度と戦争はしてはならないと言うことは伝わると思う。戦後70年を迎えるこの日本でこのことを描く意味が無いとは言わない。

しかし、国産ウイスキーを作った夫婦の物語で1か月以上も、ほぼウイスキーづくりを描かずに戦争の悲惨さを描く意味がどれだけあるのだろうか。一馬(堀井新太)が遺書を書こうと筆を執ってから渡すまでの1週間の長かったこと。そして、来週も戦争。放送残り1か月を切ったこの朝ドラ、あと何を描くのか?

もっとマッサンと一馬の関係を描いておくべきだった

さて、ドラマとして観てみると、やはり残念なのは一馬とマッサン(玉山鉄二)の関係がもっと濃厚に描かれいたら、もう少しマシな印象になったのではないかと。だって、マッサンにとって一馬は会社の一従業員であり、世話になってる俊夫(八嶋智人)の義弟、土地を売ってもらった熊虎(風間杜夫)の息子ってだけ。

それも単なる箇条書き的な情報で、劇中でマッサンと一馬のことがしっかり描かれたのは、1週間にわずか数カット描かれたブレンダー修行くらい。これではあまりに一馬が主人公との関わりが弱すぎる。逆にマッサンの主人公らしさも無い。もう少し戦争に入るまでに2人を描いていれば、良かったと思う。

あと数秒間エマが一馬の背中を見るカットが長ければ

今日は珍しくエリー(シャーロット)とエマ(優希美青)がヒステリックにならないと思いきや、最後の最後でエマがやってくれた。「行ってらっしゃい」と門の外まで一馬を追いかけたエマをエリーが「エマ!」と言って止めるシーン。

いろいろ心配してと言う表現なのだろうが、一応これまでのヒステリックになった原因を考えると、せめてもう数秒間だけエマ1人に一馬の出ていく背中を見せてやっても良かったような。この数秒間を端折ったことで、上で書いた“最愛の家族を戦地に送り出す悲しみ”が視聴者にきちんと伝わったか決まったと思う。

あとがき

やっとマッサンの存在感の薄い1週間が終わりました。でも、劇中の戦争は次週も続くそうです。一体、ウイスキーの「ウ」の字はいつになったら再登場するのか。もうそこしか関心事がありません。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説「マッサン」オリジナル・サウンドトラック
ウイスキー一筋に生きてきた男、竹鶴政孝。 (マガジンハウスムック)
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語
大好き「マッサン」ファンブック


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6772/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/415187621.html でも、TB受付けております。


【これまでの感想】
第1週『鬼の目にも涙』
1 2 3 4 5 6
第2週『災い転じて福となす』
7 8 9 10 11 12
第3週『住めば都』
13 14 15 16 17 18
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』
19 20 21 22 23 24
第5週『内助の功』
25 26 27 28 29 30
第6週『情けは人のためならず』
31 32 33 34 35 36
第7週『触らぬ神に祟りなし』
37 38 39 40 41 42
第8週『絵に描いた餅』
43 44 45 46 47 48
第9週『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
49 50 51 52 53 54
第10週『灯台下暗し』
55 56 57 58 59 60
第11週『子に過ぎたる宝なし』
61 62 63 64 65 66
第12週『冬来たりなば春遠からじ』
67 68 69 70 71 72
第13週『急いては事をし損じる』
73 74 75 76 77 78
第14週『渡る世間に鬼はない』
79 80 81 82 83 84
第15週『会うは別れの始め』
85 86 87 88 89 90
第16週『人間到る処青山有り』
91 92 93 94 95 96
第17週『負うた子に教えられる』
97 98 99 100 101 102
第18週『遠くて近きは男女の仲』
103 104 105 106 107 108
第19週『万事休す』
109 110 111 112 113 114
第20週『夏は日向を行け 冬は日陰を行け』
115 116 117 118 119 120
第21週『物言えば唇寒し秋の風』
121 122 123 124 125 126
第22週『親思う心にまさる親心』
127 128 129 130 131

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

「マッサン」第132回★遺書

連続テレビ小説「マッサン」 第132回(3月7日) 熊虎(風間杜夫)らが歌う「オールドラングサイン」を聞き、気持ちが晴れやかになった一馬(堀井新太)はついに遺書を書き始め、自分が出征した後に読んでほしいと熊虎に手渡す。ニシン漁師を束ねる熊虎を尊敬していたこと、自分が熊虎やハナ(小池栄子)に見守られ育ってきたことへの感謝、そして、熊虎の子として生まれてきて幸せだったとつづられた遺書を、...

マッサン 第132回

内容 「俺が行ってから読んでくれ」 ようやく書き上げた遺書を、父・熊虎(風間杜夫)に手渡す一馬(堀井新太) 敬称略 ほんと、長すぎ!! 遺書を。。。と言い始めて1週間。 毎日のように、机に向かうシーンを描いた今作。 気がつけば “主人公”の政春が言ってい...

NHK連続テレビ小説『マッサン』第132話「出征...

森野親子のお別れシーンはとても良かった。マッサン一家の絡みはマッサンだけでいい…感想記事・トラバ・コメントはこちら↓ドラマ@見取り八段・実0段 NHK朝ドラ【マッサン】 第13...

【マッサン】第22週感想と第21週視聴率&天海祐希・最終週登場

天海祐希さんが「マッサン」に登場するそうです♪ 3月25日(水)放送の第147回
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: