銭の戦争 (第9話・3/3) 感想
関西テレビ系『銭の戦争』(公式)
第9話『地下20億略奪戦…宿敵の逆襲に元恋人と結託』の感想。
なお、原作漫画:パク・イングォン『銭の戦争』も関連ドラマも未見。
赤松(渡部篤郎)は早和子(ジュディ・オング)の弱みを握り、青池グループの株の過半数を破格の20億円で手に入れる約束を取り付ける。ホワイト化学を赤松に渡したくない富生(草なぎ剛)は、梢(木村文乃)に手を組もうと持ち掛ける。富生を警戒する赤松は、桜田(高田翔)を富生に張り付かせるなど、あらゆる手段を講じて隠し金庫を守るつもりだ。未央(大島優子)は、富生の計画には賛成できないが、放ってもおけず、協力を申し出る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ぜーんぶ解かりきっているのに面白い
これまでの展開からすれば、富生(草なぎ剛)が何らかの方法でまんまと赤松(渡部篤郎)から20億円を盗み出すことは解かりきってること。そのために赤松の野望がとん挫してしっぺ返しを食らうのも。そして、富生が更なる起死回生の秘策を準備していることも。
ぜーんぶ解かりきっているのに面白い。こちらの予想を大きく裏切るほどの展開でないのに目が離せない。きっとその理由は、富生の回転の速い頭脳と芯が通った不屈の精神力、そして父親の会社・ホワイト化学を絶対に取り戻すと言う怒りと誓いに視聴者が共感し、応援し、見守りたいと思うからではないだろうか。
主演や共演者の演技や個性が、ドラマをイキイキさせる
そう考えてしまうのは、何より“俳優・草なぎ剛”の一見どこにでも居そうな一般人を演じても漂ってくる独特の存在感と、テレビの画面でもビシビシと伝わってくる目の芝居の説得力だ。先日放送された『スペシャリスト3』(公式 / 感想記事)の主人公・宅間善人も彼でなくては息が吹き込まれなかったと思う。
もちろん、共演者の演技や個性も見逃せない。「恋の戦争」ならぬ梢と未央を演じる木村文乃さんと大島優子さんも、真逆の家庭環境に育ちながら同じ男性を愛してしまう運命の女の対比を上手く魅せるし。
「プライドの戦争」ならぬ金や富や名声への執着心でぶつかり合う早和子と赤松を演じるジュディ・オングさんと渡部篤郎の緊張感溢れる演技も、本作ならではのメリハリある展開によい味付けになっていて楽しい。
あとがき
さて、次回第9話は15分拡大版だそうです。本作の魅力の1つにテンポの良さがあります。仕上がりの良い今回でも、多少無駄と感じるようなカットがあったりして、ほんの少しですが間が空いてしまっていました。
拡大の15分に無駄エピソードを詰め込むなんてことは無いでしょうが、エピソード次第で間延びする可能性も無い訳でない。そこさえ乗り越えれば、充実した最終章のはじまりになるはず。そんな作品を期待します。
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